中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

好きなんだから堂々と宣言しちゃいましょ。私は、いま、改めて中国上海ビジネスに夢中♡

なぜ人は他人をかくも激しく批判するのか?

センスは枯れずとも、感度と意欲が鈍りつつある、なんて声もチラホラ。

今、上海で働く私たちがそんなことでは、本当の中国ビジネスを伝えることはできません。

リアル中国ビジネスを知っていただくためには、
我々が奮い立つ必要があるのではなかろうかと思い、心を鬼にして悪口を書きます(笑)

経営戦略の重要な部分に鎮座する本社に「わかった気になるお手軽な知識人」がいると、
「海外ビジネスを支援する」ではなく「厄介な本社」になりがちです。

中国ビジネスは簡単ではない理由の一つが、日本本社の存在(敵は本能寺にあり)というのは、あきまへん。
加えて、成果を上げるための活動時間より、本社への報告に割く時間のほうが多いとなると、だめだこりゃ。
そんな井の中の蛙、お山の大将的な構えでは、熾烈さ増す中国上海ビジネスで勝てませんよ!!!

本社と海外子会社の関係の難しさは今に始まったことではないのですが、
現地の声に耳を傾けなかったのに、「中国ビジネスに入り込めていないのは、駐在員の実力不足」
と言われた日にゃ「OKY」「MK5」。

OKY = O(お前が)K(来て)Y(やってみろ)
MK5 = M(マジ)K(切れ)5(五秒前)

日本と違って、何事もスムースに進まないのが中国であり、日本の外は全て似たようなものです。
中国上海で起業した個人事業主の11年目の私でさえ、いまだに中国ビジネスの商習慣に戸惑うことがある。

と、まぁ、色々とあるんですが、何よりも大切なことは、本社と海外子会社の信頼関係です。

中国ビジネスで儲けられなかった日本企業の救世主は、実はものすごく身近な所にいる可能性はありますよ。
一先ず、酸いも甘いも噛み分けた(であろう)社員を信じて、ある程度は任せるべきです。
ものすごーく単純な考えなのですが、試す価値はあります。

どうも納得できない人もいると思いますが、道を知っているコトと実際に歩くコトは違います。
実際にその道を歩いている社員の声に耳を傾けた方がいいですよ。「OKY」と言われたら困るでしょ。

きちんと権限を与え、駄目なら責任を取らせる。
できるなら、どんどんと下の階層に権限を移譲して、それに対する責任を明確にすべき。
「権限と責任のセット化」は、仕事のスピードを上げることに繋がるため、生産性が向上します。
「権限と責任のセット化」は、「スピード重視の中国ビジネス」との相性が良い。

最悪なのは、責任は取らされるが、それに見合った権限を与えられない、という「MK5」な環境です。

問題を認識した上で、日本本社は一刻も早く「KSK」。
K(決断)S(して)K(ください)。そんなK(き)S(せ)K(き)は起きないか.....

耳をすませば聞こえてきます。理解してくれない本社へ駐在員が叫ぶ魂の歌が。
ララララ 「OKY」♪ララララ「MK5」♪ララララ.......

ビジネスにはコレが絶対!という公式はありませんが、組織の行く末の9割はリーダーの手腕で決まります。
私の経験が少しでも参考になり、新たな中国上海ビジネスの可能性を引き出していただければ幸いです。

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