中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

好きなんだから堂々と宣言しちゃいましょ。私は、いま、改めて中国上海ビジネスに夢中♡

世界を忖度させる中国のパワー

一説によると、1日平均4000社が設立されているらしい、起業大国、中国。

こんだけ起業する人が多いと、付加価値をつけて、ライバルと「差」をつけるのは、簡単ではないですよね。
「上海起業成功」するには一握りでして、「上海起業失敗」が9割以上。

これは、中国起業ブームの厳しい現実ではなく、至極当然の話。
企業生存率(起業の成功率)は残酷でして、1年40%・5年15%・10年6%・20年0.3%。
起業したところで、5年経てば85%の企業が倒産、10年を超えると無に等しい。

上海ビジネスのフィールドに足を踏みれ、商売を見つけようと散策すれば、日本にはない数々のビジネスチャンスが見えてきます。
そんな上海に渡って一旗挙げたい、と思う日本人は少なくない。
裏付けとしては、上海起業を考えている日本人からの相談が増えており、改めて上海は魅力的な市場だと感じています。

とはいえ、上海はとっても競争が激しく、日本とは異なる環境ゆえ
当然、何の準備もなく、いきなり「じゃ、ビジネスやりますか」というわけにはいきません。
奇跡でも起きない限りは、いきなり儲かるわけもなく、本気度が弱ければ一瞬で跳ね返される市場です。
モノを流せば売れるだろう、といった時代はとうの昔に終わりました。

私は、中国上海で起業した個人事業主の11年目ですが、起業した当時は24歳でした。
11年間、意思決定を誤れば会社が潰れるかもしれない、生きるか死ぬかの真剣勝負の世界にいます。
若い頃から、自分の力でお金を稼いできた経験があるため、「自分の身は自分で守る」力はあります。
が、その経験から断言できるのですが、事業のステージと経営者の能力は必ずしもリンクしません。
そういうときは、別の経営者や、周囲の専門家の力を借りて、経営者個人の能力の限界を超えないとダメです。

成功する経営者は、起業する前から、
周囲のステークホルダーたちといい関係を築くよう意識的に努力しています。

いまだに、起業といえば、「イチかバチかのギャンプル」と思われがちなのですが、それは事前準備をしていないからです。
入念に準備した計画でもしばしば失敗するわけですから、事前準備を疎かにして、思いつきで起業したところで.....。

起業失敗の原因ですが、個別性が高く、失敗の原因は会社や経営者、業種あるいは社会情勢などにヨリケリです。
が、しかし、ですよ。
だいたい「これで失敗する」「この人は失敗する」という典型パターンが存在します。

よくある話なのですが、脱サラで起業する人は、世間の冷たさを知らない人が多い。
多くの脱サラ起業が失敗する理由は、自分が所属する会社の信用を自分の信用と勘違いしているケース。
肩書きがなければ、ただの人。
私は仕事柄、脱サラして起業して、失敗した人達の悲惨な「その後」を沢山見てきました。

そのため、会社を辞めて起業する前に、世間と他人への冷静な理解を試みてください。
自分の価値を認めないと、他人の価値は認められない。

1日平均4000社が設立されているらしい、起業大国、中国。
が、冷静に客観的に考えりゃ分かると思うのですが、夢や志だけでは成功できません!!

改めて言うまでもありませんが、上海起業はイバラの道です。
多くの人が希望を求めて起業するのですが、成功するのはホンの一握りです。

ビジネスにはコレが絶対!という公式はありませんが、
私の経験が少しでも参考になり、新たな中国上海ビジネスの可能性を引き出していただければ幸いです。

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