中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

好きなんだから堂々と宣言しちゃいましょ。私は、いま、改めて中国上海ビジネスに夢中♡

中国上海起業の最難関、突破術

突然ですが、上海起業における最難関ってなんでしょうか?

「中国法人設立」「就業ビザ取得」「パートナー探し」と思い浮かぶ難所は数あれど、実は答えは「悪徳コンサルのカモにされる」ではないかと。

 

今回、「中国スタートアップ起業」「中国ビジネス成功例」「中国起業方法」「中国起業日本人」「中国起業ブーム」「上海起業成功」「上海起業失敗」といったベタな内容ではなく、ちょっと違った視点で「中国起業あるある」について語ります。

 

昨今、実態は全く稼げていないのに、SNSで華やかなセレブ感を醸し出している、「キラキラ起業家」が増えています。

「キラキラ起業家」という生き方を否定するつもりはないのですが、「キラキラ起業家」のバックには十中八九「キラキラコンサル」「キラキラメンター」がいます。

いわゆる「ぽんこつコンサルタント」「エセ起業コンサルタント」の類。

いや、ほんと、眩しすぎて目も当てられない(笑)

 

この手の類のコンサルタントは、自分自身で稼ぐ力がないため、人のビジネスに「ただ乗り」したがる傾向が強い。

加えて、処理を全てローカル企業に丸投げして、仲介手数料を取るだけで、何もできない場合が多い。

詰まるところ、「悪徳コンサル」「にわかコンサル」にハメられないように気をつけましょう、という話。

経験や知識の乏しいコンサルタントに任せてしまうと、それらの対応管理に忙殺されるため、本業に影響が必ず出ますからね(苦笑)

 

上海には、起業家や挑戦者の心を踊らせるパワーがあります。

良くも悪くも、上海には儲かる商売ネタがあるため、実態不明の会社や人が集まりやすい環境と言えます。

結果、「起業家」「コンサルタント」とは名ばかりで、月収は会社員よりも低く、困窮した生活を送っている上海在住日本人がソコソコいます。

 

ご周知のとおり、世の中は、わかった気になるお手軽な知識人で溢れており、コンサルタントを名乗ることは容易い。

「経営者」「社長」「カリスマ」の類に資格がないように、「コンサル」にも資格はありません。

コンサルタント」は、名刺に「コンサルタント」と刷れば「〇〇コンサルをやっている〇〇です」と言えるため、会社経営の経験がない実績の乏しい「なんちゃってコンサルタント」になるのは簡単です。

 

ちなみに、私は中国上海で起業して13年目ということもあり、自称「〇〇コンサルタント」の天敵に近い存在(笑)

言いたいことをズバズバ言うタイプですから、「悪徳コンサル」「ぽんこつコンサル」からすれば、極めて鬱陶しい存在。

会社のトップである私がこんな人間なので、変な人とは自然に会わなくなります。無益な話に巻き込まれず、自動的にヒトの取捨選択が行われるため、会社からするとメリットが大きい。

だいたいにおいて、この手のタイプは、「中国ビジネスのノウハウ」がなく、中国人相手の商売は難しいため、日本人を騙そうとします。

ネットの普及がウソを助長しており、実態のない会社(人)を増加させました。そんな時代だからこそ、「自分の目で見て判断する」「自分の感覚で決めるようにする」ことが大切になってきます。

 

ついでと言ってはなんですが、悪徳コンサルに騙されないための大切な心構えをお伝えします。

独立起業に迷っている方のなかには、自分の判断に自信がないから、とりあえず他者(例えばコンサル)の行動に合わせておけば安心、といった心情になる人が一定数います。

感情を煽られている状況でモノゴトを判断してはダメ。絶対!

不安・恐怖心・切迫感・優越感・仲間意識などの感情を利用されます。

安易に他人に同調せず、自分の意見や考え方を曲げずに行動することも時に必要!

 

何も難しく考える必要はなく、回りくどい口説き文句よりも、百聞は一見に如かず。

相手が嘘をついているかどうかを見破る具体的な方法は、相手のオフィスや家にお邪魔して、品評すること。

「実績があるコンサルタント」「能力があるコンサルタント」「結果を出すコンサルタント」なら、それ相応のオフィスや家=財政能力がないと、どう考えても辻褄が合いません。

 

絶えず批判の目でモノゴトを見ることを忘れない!

批判的に捉えるとは「自分の頭で考える」ということ。その基本は矛盾点を探すということ。

他人に利用されて時間をムダにすべきではないため、情報収集力と分析力を身につけましょう!

多くの場合、矛盾しているところや異なる情報が発信されているところに問題の核心があります。このような視点で分析できれば、騙されたり、利用されたりすることを防ぐ手助けになります。

中国上海ビジネスにはコレが絶対!という公式はありませんが、私の経験が少しでも参考になり、新たなビジネスの可能性を引き出していただければ幸いです。

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