中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

好きなんだから堂々と宣言しちゃいましょ。私は、いま、改めて中国上海ビジネスに夢中♡

起業にまつわる勘違い

貴方は会社の看板なしで勝負できますか?

会社の看板が外れた時の貴方は、どれほどの価値があるのでしょうか?

 

会社員の場合、収入が増えない、給与が上がらない、といった限界を感じることがあります。

起業家の場合、事業が伸びた分だけ収入につながるため、大きな経済的リターンを得れる可能性があります。

そんなこんなの理由から、起業したい!!と真剣に考えている人もいるでしょうが、会社員が起業するということは、これまでの安定した「収入」と「労働環境」を手放すことを意味します。

 

起業するかどうか、納得のいく決断をするためには、とにもかくにもメリットとデメリットを客観的に判断してください。その結果、起業することが割に合う、と思うのであれば、自己責任だからやりたい人はやればいい。

 

貴方は「自分ブランド」で勝負できますか?

自分は他とは違う!と思われているかもしれませんが、会社の看板がないと、自分では何もできない人は少なくありませんよ。

私は中国上海で起業した個人事業主の13年目ということもあり、雇用される以外でお金を稼ぐ力(自分の身は自分で守る力)がソコソコ強いです。だからこそ声を大にして伝えたい!勘違いした結果、起業して破綻する人が多すぎる!起業して成功する人は少なく、会社員時代より稼げない人が大半です。ほとんどの人が失敗に終わります。起業前より給与や生活レベルが下がるだけでなく、資金が底をつき再就職の道を選びます。

 

起業するなら、会社員時代の栄光や価値観など通用しませんから、さっさと捨ててください。

会社員は、オリからは出られないけど、何もせずともエサが与えられ生存は保障されている「動物園の動物」。

起業家は、自由ではあるけど、自らがエサを探し求めて動き回らなければ、明日生きられるかどうかも分からない「野生の動物」。

動物園にいる限り、他の動物から襲われませんし、何かあっても周りが気にかけてくれます。自由が少ない代わりに、確実に守られています。対して、野生の動物は、常に危険と隣り合わせであり、生存できるかできないかのギリギリのところに身を置かなければなりません。

会社員は企業というブランドに守られていますが、起業した初期段階は特にそのような後ろ盾はありません。信用も信頼も全くない状態からスタートすることが多いはず。会社と個人のチカラを混同したらダメ!

会社を辞めて自分で独立するということは、これまでの仕事の拠り所にしてきた会社という看板を失うことです。この「看板力」を軽く見てはいけません。

とりわけ大企業の看板力はブランドですから、仮に貴方のことが嫌いでも(心の中では無能だと思っていても)、貴方の会社と付き合えば「〇〇あるかも」といった魔法が効いています。

「取引しておくと何だかイイことがありそう」「敵に回したら何だか損しそう」といった魔法が効いているから、貴方自身に価値がなくとも、貴方の背後にある会社に敬意を払うのです。この魔法は、クライアントだけでなく、銀行や大家など、全ての取引先にプラスの影響を与えます。

大企業に勤めていた人が、退職して会社の看板がなくなった途端に誰からも相手にされなくなった、といった類の話を耳にしたことがあると思います。

残念ながら、会社の看板は借り物でしかなく、貴方自身ではありません。

そういう私も会社員時代は大企業に守られていたので、虎の威を借る狐でした(笑)

何もできない新入社員でしたが、〇〇会社と言えば簡単にアポが取れました。

対して、起業した頃は、知名度も信用も信頼もない会社ですから、アポを取るのに苦労しました。知名度のない社名を名乗ったところで、相手からすると.......ですから(笑)

私の経験上、「看板力がある時」と「看板力がない時」では、相手の反応は違います。

 

〇〇会社の〇〇さんは、〇〇会社の看板がなくとも、お金を稼げますか?

誰が、何を言うか、どちらも大切ですが、世間は「何を言うか」よりも「誰が言うか」を重要視します。言葉が意味を持つかどうかは、発信者のブランド次第ですからね。

生半可な経験や体力や知性や人間力や勤勉さでは、起業の世界では生き残れません。

いや、ほんと、運が悪ければ、鬱になり自殺しますからね.......。

 

「世の中は結果が全て」という残酷な事実を知ってください。 

企業生存率(起業の成功率)は残酷でして、1年40%・5年15%・10年6%・20年0.3%。
起業したところで、5年経てば85%の企業が倒産、20年を超えると無に等しい。

起業は簡単!!続けるのことが難しい!!

 

起業するかどうか、納得のいく決断をするためには、とにもかくにもメリットとデメリットを客観的に判断してください。

起業するなら、自分には本当にその覚悟と能力があるのか、いま一度じっくり見定めてください。

ビジネスにコレが絶対!という公式はありませんが、私の経験が少しでも参考になり、新たなビジネスの可能性を引き出していただければ幸いです。 

f:id:WhiteTree:20190107142840j:plain
ISAIA(イザイア)のコート http://www.isaia.it

BRUNELLO CUCINELLI(ブルネロクチネリ)のニット http://www.brunellocucinelli.it

BALLANTYNE CASHMERE(バランタイン・カシミヤ)のニット http://www.ballantyne.it

JFOUR(ジェイフォー)のパンツ http://www.jfour.it/lookbook.htm

LUIGI BORRELLI(ルイジ・ボレッリ)のブーツ http://www.luigiborrelli.com/

Borsalino(ボルサリーノ)のハット http://www.borsalino-japan.com

BRUNELLO CUCINELLI(ブルネロクチネリ)のグローブ http://www.brunellocucinelli.it

Loro Piana(ロロ・ピアーナ)のストール https://www.loropiana.com/jp