リモートワークで働き方と存在意義がガラリと変わります
猛威をふるう「新型肺炎コロナウイルス」によって、中国では「リモートワーク」が爆発的に普及しました
良くも悪くも、強制的に「働き方改革」を推し進める結果となり、現在では「リモートワーク」が定着するほどに拡大。
中国で「リモートワーク」が定着すると、それに付随した更に進化したIT社会が構築されるでしょう。
まだまだ沢山の会社が「休業」及び「リモートワーク」といったところ。
ぶっちゃけ家で「リモートワーク」すると、通勤がバカバカしく感じますよね?
体力と気力と時間の浪費がハンパない。
「もう出勤したくない」なんて言われちゃったら、その時はご容赦を(笑)
ハッキリ言うと、オフィスにいないと出来ない仕事なんて、現場を除けば、ほとんどない。
一部例外を除けば、工夫次第で何とでもなる。
毎日出勤する、という行為について、いまいちど冷静に考えたほうが賢明かと。
誤解がないように申し上げますが、会社には関係性やしがらみがあり、オフィスが要らない、といった頓珍漢な話ではありません。
とりわけ「中国は信用コストが極めて高い社会」(日本は信用コストが極めて低い社会)であり、人間不信が基本スタンスのため、会社の拠点となるオフィスがないと、すごく怪しまれます。
なにはともあれ、日本にしろ中国にしろ、オフィスは必要!!
とはいえ、在宅勤務できる業種は、どんどん「リモートワーク」を進めるべきではないでしょうか?
良い機会だと思います。わざわざ会社に行かなくとも済む仕事は結構ありますから。
私は「コンサル」と「インテリアデザイン」の会社経営をしておりますので、「リモートワーク」の可否についてソコソコ熟知しております。
机上の空論ではなく、私の実体験を交えてご説明します。
❶コンサル会社の実例
ウチの顧客の8割強が所謂「ラグジュアリーブランド」のため、スタッフの半数は上海に住んでいません。
であるならば、上海に住んでいるスタッフもわざわざオフィスに出勤する必要がないため、自然な流れで「リモートワーク」になった次第。
嫌いなんです。意味のない会議の開催、無駄な資料作り。
そりゃ、仕事を進める上で必要な会議は存在しますが、ビデオチャットで事足りる。
通勤時間は減る、通勤手当は要らない、といった具合ですから、経営者と従業員の双方に利点があります。
ウチのような小規模な会社だと、成果の有無は簡単に判別でき、ちょい面倒な人間関係もない。
恥ずかしい話ですが、「リモートワーク」によって、私の最大の欠点をカバーできます。
❷インテリアデザイン会社の実例
事務作業は、「リモートワーク」で物事が滞ることはありません。
設計は、メールやビデオチャットでは微妙な意味合いが通じない場面が多々あるため「リモートワーク」では生産性が大幅に低下します。
下記のような、店舗デザインにしろオフィスデザインにしろ住宅デザインにしろ、私の中国語能力では、微妙な意味合いを伝えることが難しいのが実情。
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工事に関しては現場作業のため「リモートワーク」できません。
ウチの「インテリアデザイン」は内装(現場)がウリなので、こちらに関しては「リモートワーク」しようがありません。
ワタシの経営する「コンサル会社」と「インテリアデザイン会社」を例に説明しましたが、「ホワイトカラーの仕事はリモートワーク◎」「ブルーカラーの仕事はリモートワーク×」といったところです。
ということで、ホワイトカラーの仕事で、なおかつ堅すぎない職業や立場的に許されるのなら「リモートワーク」を取り入れるというのも、ひとつの手。
が、しかし、日本はどうなんでしょうね?
「リモートワーク」によって、「待機児童問題」や「通勤地獄」が解消される反面、利用者が減るため「公共機関」ひいては「街」の維持が大変そう。
「リモートワーク」は成果主義の最たる例となるため、「仕事ができる人と仕事ができない人」「能力がある人と能力がない人」が明確化されます。
そうなると、当然のことながら、誤魔化しが効かなくなるため、さまざまな理由をつけて「リモートワーク」に反対するでしょう。
詰まるところ、「リモートワーク」を進めると、「会社にとって必要な人」と「会社にとって不必要な人」が炙り出されます!!
では、中国に進出している日本企業はどうなんでしょうね?
良くも悪くも、「中国法人の現地化」と「海をまたいだテレワーク」が半ば強制的に進められているわけです。
これを機に、在中国日本人駐在員の総数が大幅に減少するでしょう。
日本中国問わず、「働き方改革」という視点のみで考えた場合、ある種の転換期になるかもしれません。
「リモートワークできない業種」もありますが、「リモートワークできる業種」ならコレでいいやん、と気づく方が増えるはずです。
となると、数年後には、「リモートワークと解雇規制緩和」がワンセットになるかもしれません。
理由は明々白々でして、「リモートワーク」が定着すれば、「リモートワーク」で補える仕事は、外部委託するという選択肢が生まれるからです。
倫理上、「リモートワーク」ができる部門となると、それら全てを「アウトソーシング」することが可能。
経営者のなかには、「アウトソーシング(外部委託)」すれば、無駄なコストが発生しない、と考える方が一定数いるでしょう。
外部委託先は既に「ノウハウとセキュリティー」を含めた企業環境があるため、いち社員に「リモートワーク」させるよりも環境が整っています。
「リモートワークの促進」は、雇用を更に不安定化させる一手なので、日本人が忘れがちな「自分でお金を稼ぐ力」こそ最大の自己防衛になるのは言わずもがなです。
なにも難しく考える必要はありません。少しくらい自分の思うままに生きてもいいのでは?人は人、自分は自分。
私を例に説明しますと、人と違うコトをしたい、といった欲求はなく、自分がしたいコトをしたい。
ただただ当たり前のことを当たり前にしたい。
その私にとっての当たり前が、他の誰かと同じであれば、私は人と同じであることが悪いとは思いません。
ワタシもアナタも思うままに生きられる(多分)
私は、正しかろうが間違っていようが、自分らしく生きます。
安易に服従してしまう臆病者よりずっと立派だと思っています。
不特定多数の人に好かれるより、誰かにとっての、どうしようもなく必要な人でありたい。
中国上海で起業した個人事業主14年目の挑戦は続く・・・・

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