中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

好きなんだから堂々と宣言しちゃいましょ。私は、いま、改めて中国上海ビジネスに夢中♡

コロナで変わる価値観

新型肺炎コロナウイルスは、これまでの習慣や社会常識を根本から見直すことを我々に迫っています

当たり前の話で恐縮ですが、日本中国問わず、景気は簡単には戻りません。
大半の企業が苦しいため、企業も個人も「お金を使う」行為に慎重になります。
 
いま現在、私は上海にいます。
1月25日に上海に戻り、それから上海を離れていません。
上海は、平穏を取り戻した感がありますが、身近なところでも倒産が続出しています。
耐え忍んでいるけど、資金ショート目前の会社も少なくありません。
大手企業は資金力があるため最終的に生き残り、回復が見込める一方で、中小零細企業は死活問題に直面しています。
もう元には戻れない、という覚悟が必要だと思います。
十中八九、酷い世の中になります。
 
経済が回復すると仮定した場合、回復するためには、止まっていた時間の10倍以上は必要かと。
「コロナによる死者」と「経済的打撃による死者」でしたら、「経済的打撃による死者」の方が圧倒的に多くなるかもしれません。
経済の心配は尽きませんが、それもこれも、命あってこそ。
 
とはいえ、ある程度のところで、経済化活動を戻す必要があります。
されど、他の国が回復しなければ、持続可能な経済や社会を維持するのは無理。
世界は繋がっており、他の国の問題は影響します。
コロナ云々関係なく、中国が肺炎になると、日本は危篤になる、と思っています。
 
ご周知のとおり、世界の主要国が「外出自粛」「移動制限」をしています。
この経験から、生活習慣を変える人が大多数でして、「浪費」は圧倒的に減ります。
その反面、本当に必要な「衣食住」の需要は確実に増えます。
コロナ後(アフター・コロナ)の世界では、新しい世界に必要ないモノやコトは淘汰されます。
 
現時点でさえ中小零細企業が瀕死・・・・独立性のない中小零細企業の未来は絶望的・・・・
未曾有の「コロナ不況」に突入する可能性大!!
「V字回復は絵空事」でして、「負の連鎖(減給・倒産・失業・自殺)」が始まります。
 
私は、上海在住15年目、上海起業14年目、現在37歳。
コンサルとインテリアデザインの会社を経営しており、起業家であり、オーナー社長であり、コンサルタントであり、デザイナーでもあります。
経営者として、生きるか死ぬかの瀬戸際ですから、コロナ後(アフター・コロナ)の世界について、めちゃくちゃ考えます。
とはいえ、ここ最近は日夜問わず「ファイナルファンタジー7リメイク」を遊んでおり、今後のことを考える余裕はありませんでした。
先日「ファイナルファンタジー7リメイク」をクリアしたので、改めて今後のことを考える時間が増えました(笑)
エアリスが可愛すぎる・・・・
 
少し話がそれましたが、ウチの場合、コロナが解決したとしても、コロナで被った赤字を取り戻し、コロナ前の利益体質まで回復させるのは難しい。
私の経営努力は、「この状況(負け戦)を如何に上手に負けるのか」の一点のみ。
希望的観測なんて意味がなく、現実を直視して対応策を練り、会社が「生き残ること」に注力しています。
コロナの終息時期が分からない状況で、今年や来年の見通し予測なんて、やるだけ無駄かもしれませんが・・・・
 
先進国と途上国では、コロナ封じ込めの時間差が生じるため、大多数の国がコロナショックからは抜けられません。
コロナが終息しても、「浪費」は圧倒的に減り、お金は使わず「貯蓄」に回すでしょう。
「本当に必要な衣食住」の需要は確実に増え、「それ以外」の需要は確実に減る。
ここ上海でも、消費行動の考えた方が変わりました。
「外食する」という日常が減り、特別な日を除けば「家で過ごす」中国人が増えました。
 
コロナ終息後、「家の内装」が人気銘柄になるかと。
日本中国問わず、「住宅ビジネス関連」は需要増かと。
人生の最大時間を楽しまないでどーすんの、という話。
 
ウチの場合、上海近郊の「住まいデザイン」の依頼が増えており、前年比の倍くらい反響があります。
とはいえ、いまだに自粛モードのため、設計はできますが、工事は難しく、厳しい経営状態は続きます。
異様な楽観論をお持ちの方もおられますが、私自身は「長期戦を覚悟」しています。
半年から一年で回復すれば奇跡でして、回復するためには、止まっていた時間の10倍以上は必要だと思います。
第2波・第3波にも備えなければなりません。
 
海外に住む日本人としては、いまの日本が心配です。
今すぐ現金を一律支給して、東京五輪閉幕まで消費税を下げて、一時的に主要都市を封鎖してほしい!!!
 
コロナ終息後「日本経済は回復するのが早い」というニュースを目にしますが、真逆だと思います。
日本は、資源国ではなく、インバウンドを基軸産業にすべく動いていました。
世界と対等に渡り合える技術は少なく、最先端のモノやコトは中国の方が圧倒的に優れています。
加えて、コロナ終息しても、増税ショック進行中・・・・
 
1ヶ月後の様子を見て、コロナ終息の兆しが見当たらなければ、現時点とは比較にならないほど沢山の会社が倒産します。
全世界が歴史的大不況に陥るでしょうから、短期間の休業補償で解決できる次元の話ではないかと。
 
今の日本人は、継続的な資金援助(補償)を当たり前に言っています。
要するに、ベーシックインカムを求めています。
継続的な資金援助(補償)をすると、日本が崩壊します。
少々極端な言い方かもしれませんが、みんなが生活保護を受ける、と同義語。
 
マスコミは危機を煽っておけば、視聴率取れますから、ダラダラと不安を煽るだけで、それに頭の悪い低次元の国民が乗っかって騒いでるのが今の日本。
 
アメリカで死んでるのは、お金がなくて病院行けない人たちばかり・・・・
聞くところによると、病院に行って、陽性入院したら、300万くらいかかりますから・・・・
だからアメリカ政府は、15万とか20万をキャッシュであげています。
 
日本って陽性入院医療費は無料ですよね?
でも補償しろ、と騒いでるんですよ。
 
とりわけ、起業家や個人事業主の類が、補償を求めるのは、お門違い。
起業家や個人事業主の類は、好きなこと(やりたいこと)を仕事にしているため、ソコソコ自由です。
好き勝手に自由に生きているわけですから、馬鹿の一つ覚えみたいに「補償」を求めるべきではありません!!
補償してほしいなら、就職しなさい、と思うわけですよ。
一般的な会社員みたいに毎朝出勤することもなく、休みたい時に休んでいるわけですから、仮に「補償」されるとしても最後。
優先されるべきは会社員でして、そんなに好きな仕事ではなくとも、有事の際の安心(補償)がありそうだから、自分を殺して生きている方も多いでしょう。
 
我々のような起業家や個人事業主は、好きなことをして生きているため、どれだけ苦しくとも自己責任の範疇だと思うんですけどね。
選んだ生き方が特殊な立場ですから、一定の状態を保護されるような立場ではありません。
 
なにはともあれ、全世界が歴史的大不況に陥るでしょうから、短期間の休業補償で解決できる次元の話ではないかと。
そんなこんなの理由から、今すぐ現金を一律支給して、東京五輪閉幕まで消費税を下げて、一時的に主要都市を封鎖してほしい。
その後は、政府にお金をたかることなく、自分たちでなんとかする。
 
どのみち、コロナ後(アフター・コロナ)の世界では、新しい世界に必要ないモノやコトは淘汰されます。
どのみち、負の連鎖(減給・倒産・失業・自殺)が始まります。
新型肺炎コロナウイルスの影響でダメになるモノやコトならば、淘汰されるべき運命だと諦めるしかありません。
時には、上手に負けることも必要かと。
 
日本というお国柄、中国と同等の「コロナ対策」を実行することは難しいのですが、学ぶべきところはあるのではないでしょうか?
 
ほんの少し前まで、中国の人口の約半分にあたる7億8千万人ほどが移動制限のもとで生活をしていました。
中国経済の減速どころの話ではなく、中国経済の急停止でしたから、多くの企業は一様に危機的状況を迎えました。
そんななか、中国では鎖国を実行して、その間に経済回復政策をどんどん打ち出して、この失われた時を取り戻そうと動いていました。
そして、いま現在、上海は平穏を取り戻した感があります。
 
なぜ、中国で実現できることが、日本では難しいのでしょうか?
そりゃ、いくつも理由が見当るのですが、もう少しやれることがあるはず。
経済の心配は尽きませんが、それもこれも、命あってこそ。
コロナで変わる価値観があれば、コロナで変わらない価値観もある!!!
 
それでは、皆さま、猛威をふるう新型肺炎コロナウイルスに備えましょう!!!
皆さまの一層のご健康を心よりお祈り申し上げます。 

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