中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

好きなんだから堂々と宣言しちゃいましょ。私は、いま、改めて中国上海ビジネスに夢中♡

続・経営者の意地

いまの日本人は「ビニールハウスで人工栽培されている植物」みたい

何かしらのトラブルが起き、暖房のスイッチが切れて、ビニールが剥がれると、ビニールハウス栽培の植物は枯れちゃう・・・・
 
起業家や個人事業主の類でさえ、たった数週間の自粛で消えます。
要するに、「サバイバル能力」が低いから、馬鹿の一つ覚えみたいに「自粛と補償」はワンセットと叫ぶわけでして・・・・
 
ちょくちょく話題になる飲食店の経営危機にしろ、経営者が「ビニールハウスで人工栽培されている植物」みたい、とは言いませんが、弱い経営者だと思います。
 
ご周知のとおり、観光地にある飲食店や宿泊施設は、インバウンドによる特需的な景気の恩恵を持続的に受けていました。
インバウンドがなくなれば、売り上げが激減するため、宿泊施設や飲食店の連鎖倒産が起こります。
インバウンドの恩恵(ビニールハウスの保護)を受けてヌクヌクと育った植物は、インバウンドが無くなると枯れるのは必然。
 
どちらかと言うと、「インバウンド=外部要因」ですから、「自社の経営努力や自社の危機管理=内部要因」を怠った結果では?
さほど経営努力をしなくても、ただ単にインバウンドで稼げた会社は沢山あったはず。
一定期間はインバウンドの恩恵を受けて、実力以上の収入を得たわけですから、不運の時だけ嘆くのは違う気がするんですけどね。
儲かる時は政府に何も言わず、儲からない時は政府にギャーギャー文句を言う。
今までインバウンドの恩恵を受けたということは、感謝こそすれ、批判する?
ハイリスクでハイリターンの生き方を選んだのは、自分自身ですよね?
 
我々が何らかの幸福を失うことができる限りは、何らかの幸福を持っているわけですから、最悪の状況ではない!!
 
悲しい話ですが、経営者ですら「ビニールハウスで人工栽培されている植物」みたいだから、ビニールハウスの中で暖房が効いた空間でしか生存できないのでしょうね。
雨風を凌いでくれて、一定の気温が保てるため、「ビニールハウスで人工栽培されている植物」の方がラクでしょう。
が、しかし、ですよ。
トラブルが起き、暖房のスイッチが切れて、ビニールが剥がれると、ビニールハウス栽培の植物は枯れちゃう・・・・
 
人生にも経営にも波があります。上がる時も下がる時もある。良い時も悪い時もある。
起業家や個人事業主の類は、格好つけてナンボの世界、でしょ。
好機があれば逸機もある。
コロナ云々関係なく、これは致し方ないこと。
 
この状態を想定しておけ、というのは無理があるでしょうが、たかが数ヶ月続いたら経営できません、というのは危機管理能力が低すぎる。
コロナ云々関係なく、何が起こっても変じゃない時代ですから、日頃の経営努力でリスク管理しろよ、と思っちゃいます。
 
貴方にとって、当たり前のことが当たり前なとき、それを幸せと呼ぶのでしょうか?
一説によると、「幸福とは、巧みに騙されている状態の不断の所有」ですからね。
戦後大復興した日本の実情がこれか・・・・
誇り高いけど、それを埋める努力を怠り、他責化したツケが回ってきた。
そのことに、意図的に気づかないフリをしないと、日本人としてのプライドが保てない?
 
懸念すべき点は、日本人は失敗を嫌うため「ゼロからやり直す」という方法を選択しない場合が多いこと。
そうなると、自殺者や失踪者が増えます・・・・ゼロからやり直したらいいのに・・・・
どんな結果になろうと、私たちの人生は、私たちが費やした努力だけの価値はあるはず・・・・
 
大手企業は資金力があるため最終的に生き残り、回復が見込める一方で、我々のような起業家は死活問題に直面しています。
全く他人事ではありません。
 
と、まぁ、いろいろと不安は尽きませんが、とにもかくにも「サバイバル能力」が低い日本人が増えましたね。
私は、上海在住15年目、上海起業14年目、現在37歳。
コンサルと内装会社を経営しており、起業家であり、オーナー社長であり、コンサルタントであり、インテリアデザイナーでもあります。
いまの時代に何よりも大事なのは、「逆境に負けないメンタル」であり「生きてく強さ」であり「お金を稼ぐ力」だと思うんですよね。
 
自己資金かつ無借金で会社経営をしているため、「生きてく強さ(サバイバル能力)」が身につきました。
会社経営14年目を迎えるのですが、起業した当時は24歳でした。
ソコソコの期間、意思決定を誤れば会社が潰れるかもしれない、生きるか死ぬかの真剣勝負の世界にいます。
若い頃から、自分の力でお金を稼いできた経験があるため、「自分の身は自分で守る力」はある方かと。
 
ご存知の方も多いでしょうが、企業生存率(起業の成功率)は残酷でして、1年40%・5年15%・10年6%・20年0.3%、です。
起業したところで、5年経てば85%の企業が倒産、10年を超えるのは一握り、20年を超えるのは無に等しい。
コロナ云々関係なく、生き残る会社は極めて少ないのが現実。
 
どのみち、コロナ後(アフター・コロナ)の世界では、新しい世界に必要ないモノやコトは淘汰されます。
もう元には戻れない、という覚悟が必要かと。
 
少し話が逸れましたが、「ビニールハウスで人工栽培されている植物=サバイバル能力が低い」という話に異論はないでしょう。
賛否両論あるでしょうが、「アリババの創業者であるジャック・マー」氏がいう「996システム」や「ファーストリテイリングの柳井」氏がいう「世界同一賃金」などなどの考え方が一つの正解になるかと。
なにはともあれ、今は厳しく教えることが難しい時代ですから、自分で自分を教育しないと、「固有の価値を見いだされている人材」になるのは難しい・・・・
 
無責任で無自覚なアホとバカが増え、危機感の低さは心配ですが、総じて日本人って頭が良すぎる気がするんですよね・・・・
いや、ほんと、良くも悪くも、日本人は頭が良すぎる!!
 
自分に失望している人ほど、基準が高すぎる・・・・
「完璧主義」は、一見すると良いようにも見えますが、私は最悪な思考パターンだと思っています。
大前提として、世の中に完璧なるものは存在しない(笑)
 
あ、そうそう。
「自分探し」とは、これもあれも「本当の自分」ではないと、「今の自分」を果てしなく否定し続ける行為ですから、ほどほどに!!
ありのままの自分を受け入れる事ができれば、我々はもっと自由になれるわけでして・・・・
ある種の脅迫概念的な「正しい大人」を演じるよりも、もっと自分に正直に「自分らしく」。
 
人生は難しく解釈するから分からなくなる・・・
たいていの人は、本当に何がしたいのか、心の中で分かっている気がします。
直感に耳を傾けない人が多いだけ。
 
「失敗してもいい」と思えば、意外や意外、簡単に行動できますよ!!!
死ぬこと以外かすり傷、とは言いませんが、人は何度でも立ち上がれます(多分)
逆境に凹まない忍耐力と前向きな気持ちがあれば、光明が見えてきます。
 
人は人、自分は自分。
年齢なんて所詮社会的分類上の目安でしかないため、やりたいことをやるだけ。
時が物事を変えると言うけれど、実際は自分で変えないと何も変わらない気がします。
 
今は時代の変化がめちゃくちゃ早く、価値観もガラリと変わるため、細かい話を気にしたところで無意味。
価値観や人生観は時間と共に変わりますが、「人生は楽しんだ者勝ち」というのは普遍的ではないでしょうか?
 
我々いい大人ができることは、自分が犠牲になって人を幸せにすることではないため、まずは自分の人生を愛しましょう!!
私は、泣きながら生まれて、文句を言いながら生きて、失望しながら死ぬ・・・・そんな人生を望みません。
 
コロナの影響あるなしに関わらず、相対的評価によらない絶対的価値のある経営者を目指しています。
中国上海で起業した個人事業主14年目の挑戦は続く・・・・

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