中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

好きなんだから堂々と宣言しちゃいましょ。私は、いま、改めて中国上海ビジネスに夢中♡

ネット通販とリアル店舗は、同じ土俵に乗るべきではない!!
http://d.hatena.ne.jp/WhiteTree/20151214 つづき

ネットとリアルの共存共栄なんてクソ食らえ.....とは言いませんが、
同じ土俵で勝負すれば、リアル(実店舗)はネットに勝てない!!
淘汰の波に飲み込まれ、はい、終了、チーン。

各業界の「存立の基本」を忘れたら、ビジネスは成立しない。

今の「中国・ファッションビジネス」をザックリ説明しますと、
小売業をとりまく環境は、「スマートデバイスの普及」により激変しました。
いつでも、どこからでも、買い物ができるから、ネットが楽チン。
コノ潮流は止まらない!

言うまでもなく、百貨店をはじめとする実店舗の売上は、年々減少するでしょう。
ソンナコンナの理由から、「上海リアル店舗」も様々な手を打つ。

が、しかし、ですよ。
所有するコトで誇らしくなるような、素敵な商品でなければ、わざわざ「上海リアル店舗」で買わない(苦笑)
その上で、顧客のハートを見事に撃ち抜く、「接客力」や「サプライズ」が不可欠!!

「接客力」について
心のこもったサービス(ホスピタリティ)バカリに視線が集中するのですが、
それよりも「カリスマ店員」ではないでしょうか?
今やアパレル・ファッション・ラグジュアリーの形も多様化しています。
正解のない時代だからこそ、「カリスマ店員」の鶴の一声が効くハズ。
そんな接客力のあるスタッフがいれば、少々サービスが欠如したところで、多分「客離れ」しない。

私が大学生の頃、
セレクトショップのスタッフといえば、オシャレにおいては一歩抜きん出た存在ゆえ、「憧れの存在」でした。
店に足を運べば、店員さんから「新しいブランド」「スタイリングのキモ」を教えてもらえるので、
ソコで買うだけではない+aの付加価値があった。
「カリスマ店員」にススメられるがままに、アレコレ買いまくった。
あの頃は、多くの人がファッションに夢中になり、次々に個性的なドメスティックブランド(日本)が生まれた。
ソンナ「洋服バカ」がゴロゴロいた時代でした(笑)↓なんて今じゃ考えられない。けど当時は当たり前だった。
「宮下貴裕」氏の一時休止からの復活となった
NUMBER (N)INE」2003-2004 S/S-A/Wの「Kurt Cobain」をテーマにした
「TOUCH ME I'M SICK〜A NEW MORNING」の「穴の開いたデニム」を買うために、
朝から堀江(大阪)の店に並びました。すげー懐かしい。
.............................................................シミジミ。

「サプライズ」について
福袋の中身が残念すぎる.......みたいなワルイ意味での驚きはダメです!
人はイイ意味でのサプライズに弱いから、上顧客に対して「気分が上がる仕掛け」は大事、かと。
が、「本当に素敵なサプライズ」を選ばないと一気にトーンダウンしてしまいます(苦笑)
素敵なイベントであれば、審美眼や造詣の深さをアピールできる絶好の機会ゆえ、「効果絶大」です。
語らずとも、ウェイシンなどで伝えてくれます。上海ファッションビジネスなら尚更。
時には、大胆不敵な遊び心溢れる「仕掛け」をうち、実店舗の「常連顧客」になってもらいましょう!!
「Pitti Uomo」みたいなイベントがあれば、いまどきの着こなしテクニックを学べるので、ウケると思う。

またまた学生時代の話題で恐縮なのですが、
とある「セレクトショップ」の常連でして、週に1回は顔を出していました。
そうすることで、「カリスマ店員」と仲良くなり、なぜか「誇らしい気持ち」になるんです(笑)
言うまでもなく、手のひらで踊らされるワケですが、これぞリアル店舗ならではの「やり方」。
で、仲良くなれば、色んな特典があるワケですよ。
仰せのままに従います、的、コーディネートをした結果、ストリートスナップに掲載される。
二条城で開催された「The Last Samurai」ワールドプレミアにツテで行けたり。
Vincent Gallo」氏が京都に来た時、四条・三条界隈をブラブラさせてもらったり。
本当に素敵なサプライズは、常連顧客を喜ばす、お・も・て・な・し
.............................................................シミジミ。

このような実店舗ならではの「強みを生かしたサービス」がキモ。
とまあ、「実店舗を持つ店ならではの強み」がございます!!

な・ん・で・す・け・ど

結局のところ、「接客力」と「サプライズ」をした所で、
百貨店をはじめとする実店舗(リアル店舗)の売上は、年々減少するでしょう。
それゆえ、ネット通販とリアル店舗は、同じ土俵に乗るべきではない!!
戦い方を間違えています。

高級百貨店であれば、一時的に売り上げが落ちようが、
「中国人・トレンドセッター」を相手に商売すればイイのにね。
テナントの入れ替えを繰り返し、「集客をつなぐ」ような愚行をするから、
「コンセプト0」の売り場になる。このままじゃ「永遠の0」では?

そりゃ、色んな事情があるのでしょうが............

結局のところ、「トレンドセッター」や「富裕層」を満足させれないのであれば、
どんな人種が百貨店でモノを買うのでしょうか?
「高級百貨店」の「ショッピングモール化」は、一ファンとして悲しくなります(苦笑)
世界中のあらゆる業種が参入する時代ゆえ、
一流百貨店の腕利きバイヤーといえども、力の見せ所が減ってるのは理解できます。

されど
「トレンドを作っているのは、一流百貨店の腕利きバイヤー」であってもらいたい。

各一流百貨店のバイヤーの「目利き力」と「販売スタッフの付加価値力」があれば、
消費の現場を刺激でき、とりわけ「上海メンズファッション」のムーブメントをつくれるハズ。
「接客力」「サプライズ」だけでなく、「コネクション」「関係性マーケティング」もあり、
一流百貨店ならではの「語りドコロ」があるから、存在自体が「ブランド」です。(アピールが下手くそ)

ココ「上海ファッションビジネス」において、唯一「定価販売」で勝負できる可能性が残されているのが、
上海高級百貨店ではないでしょうか?

各業界の「存立の基本」を忘れたら、「中国ビジネス」とりわけ「上海ビジネス」は成立しないハズ。



「アイテムの紹介」
Borsalino(ボルサリーノ)のハット
http://www.borsalino-japan.com

BURBERRY PRORSUM(バーバリー プローサム)のトレンチコート
http://jp.burberry.com/store/

BALLANTYNE CASHMERE(バランタイン・カシミヤ)のニット
http://www.ballantyne.it/

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JFOUR(ジェイフォー)のパンツ
http://www.jfour.it/lookbook.htm

GUCCI(グッチ)の靴
http://www.gucci.com/jp/

DOLCE & GABBANAドルチェ&ガッバーナ)のネックウォーマー
http://www.dolcegabbana.jp/

BRUNELLO CUCINELLI(ブルネロクチネリ)のベルト
http://www.brunellocucinelli.it/

Brioni(ブリオーニ)の手袋
http://www.brioni.com/


PAULE KA(ポール・カ)のジャケット
http://www.pauleka.com/

vanessabruno(ヴァネッサ・ブリューノ)のスカート
http://www.vanessabruno.com/