おれ、えらいやろ？ - 中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

中国上海で起業した個人事業主の10年目ですから、起業当初とは比べものにならないほど、「できること」が増えました。

「できること」が増えれば、いろいろと会社経営はラクになります。
が、しかし、「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えたほうが何倍も価値がある、と気づいた。
幸福の秘訣は、自分がやりたいことをするのではなく、自分がやるべきことを好きになること（多分）

ザックリした話になりますが、人生は生きることが大事ですよね？
つまり、自分が望んだように生きること。それを続けること。
そのためには、いつも好奇心を持ち続けなければなりません。

十中八九、目標に近づくほど、困難は増大します。
大抵のハナシ、最後に勝つ人は、やっぱり楽力が高い人だと思うんですよね。
ステージが上がると、いわゆる「学力」の類よりも、「楽力」がキモになる、ということなんでしょう。
仕事と行動は頭脳を強くするが、過度の勉強は頭脳を弱くする。そんな気がしなくもない。

先ほど、「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えたほうが何倍も価値がある、と申しました。
自分自身「できること」が増えれば、上海での会社経営はラクになるのですが、残念ながらそれだけ。
「できないこと」があれば、雇用やアウトソーシングをするなり、自分自身が努力すりゃ、なんとかなる。
私の判断基準は単純です。時間の余裕があれば努力する。時間の余裕がなければ金で解決する。

その反面、「楽しめること」が増えると、楽しく仕事ができる範囲が広がるため、やっぱり得なんです。
幸福とは、考えること、言うこと、することが調和している状態。金で買えない尊いモノと言えます。

どうせ成功するなら、楽しんでやったほうがイイ。
どうせ失敗するなら、楽しんでやったほうがイイ。

あなたの苦悩を除いたところで、世界は悲しみに満ちているワケですから、楽しんだほうが絶対に得！！
楽しんでやりゃ、どう転んでもオイシイ一手であり、勝ったようなもの、だと思いますけどね。
とはいえ、たまにはビシッと気を引き締めないと、痛い目にあいます。要注意。

中国・上海ビジネスに飽きた方、こんな仕事の仕方を次はどうでしょうか？
幸福になるためではなく、幸福だと人に思わせるために四苦八苦しても、時間の浪費だからバカバカしい。

少々イヤミに聞こえるかもしれませんが、欲しいもの、なりたいもの、したいこと、あらかた全て手に入れました。
が、充実した日々とは、欲しいものを得たり、なりたいものになったり、したいことをしたりする、ではないんです。
結局のところ、今得ているもの、今していることを、好きになるところから、充実した日々が生まれます。

人はおおむね自分で思うほどには、幸福でも不幸でもない、ということなんでしょう。
肝心なのは、望んだり生きたりすることに飽きないこと。ゆえに、楽力を向上させましょう！ってハナシでした。