モンスターハンターになりたい - 中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

ここのところ「ブラック企業ネタ」が毎日のように取り上げられていますね。

モンスタークレーマーも含め、こういうクソみたいな「ブラック顧客」が存在するかぎり、
「ブラック企業」はなくならないでしょう。

ご周知のとおり、貧乏人が安さを求め続けた結果がブラック企業の誕生です。
加えて、「お客様至上主義」が過ぎる顧客と企業が「労働環境をブラック化」させた、というワケです。

上海で起業してから11年ほど経ちますが、90％以上のクライアントとは良いお仕事をさせてもらってます。
しかしながら、運悪く、「ブラック顧客」に出くわしてしまう事もありました。
「安く買い叩こう」「いいように使ってやろう」「金を払うのだから何でも言うことを聞くだろう」
的な雰囲気がプンプンの人もいた。

業務用の「ブラック顧客駆除剤」が発売されたらいいなぁ..........（笑）

私が実際に仕事をしたことのある、「ブラック顧客」といえば、
物事に否定的で考え方が偏っている。人を見下して自分の方が優れていると錯覚している。
否定的な現実を嘆いて行動しない。プライドが無駄に高い。
などなどの特徴がありました。

もう少し掘り下げてみると、
ひとつの考え方に固執しすぎるあまり、他人の話に耳を傾けない。そのわりには、コロコロ意見が変わる。
本能レベルで、人を見下して精神の安定化をはかっているため、周りから関わり合いたくない、と思われがち。
愚痴ばかり言って行動しないから、現状を変えることもできず、周りから人が去っていく。
プライドが無駄に高く、周りから見ればどうでもいいことにこだわったり、負けたと思えば負け惜しみをたくさん言う。
都合が悪くなると、言い訳をしたり、逃げる。

貧しい人は、些細な他人のミスでも許すことができず、ちょっとしたことですらクレームをつけたがります。
他人の欠点を罵ったり、悪口を言ったりすることも大好きです。
貧乏人が安さを求め続けた結果がブラック企業の誕生です。

結局のところ、何が言いたいのかと申しますと、
「心の貧乏」は人を不愉快にさせることが多い、ということなんです。
お金は無くても心が豊かであれば、周りからの評判が悪くなる、ということは考えにくいですからね。

とはいえ、ですよ。
留意すべき点といえば、このような顧客が元々いたわけではない、という事実。
今までの自社の対応が、このような顧客を作り上げた、という事実に目を背けてはなりません。
「いつか出会う災いは、自分が疎かにした、ある時間の報い」かもしれませんね。