中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

好きなんだから堂々と宣言しちゃいましょ。私は、いま、改めて中国上海ビジネスに夢中♡

ストーカー

上海で起業してから11年ものあいだ、日本企業の上海ビジネスに対する姿勢をチェックしてきました。

なぜなら日本企業はワタシが目指すべき道を教えてくれる、
反面教師を見事に体現している会社組織だからです。

思えば、中国上海に進出した日本企業の多くが、今も昔もダメな部分が改善されていない。

なんだかんだ、中国上海で起業した個人事業主の11年目ですから、
時には嘘による、外には語られぬ真実もある事を、幸か不幸か私は知っていますので、ザックリ話します。

ビジネスがうまくいっていない日本企業と話していると、中国上海ビジネスを舐めすぎやな〜。そりゃアカンわ。
と思うことがしばしばあります。海外進出はそう甘くない。
これは個人の問題なんですが、未だに日本本社が邪魔な存在になっているケースがある。
愚かで間抜けな本社の存在が多くの悪行をもたらし、海外ビジネスの足枷になっているパターンね(苦笑)
有能な会社は失敗から学ぶから有能なんですけどね。

中国上海ビジネスで負けないための基本的なスタイルは、現地責任者に権限を与え、あとは信用すること。
だからこそ、わざわざ駐在員コストをかけて人を派遣しているはずなんですが、どうもそのあたりがズレている。
日本本社の役割といえば、信頼できる人間を派遣して、あとはたまに激励するくらいが、ちょうどいい塩梅。

時代の空気を察知し柔軟に対応する姿勢もまた、中国上海ビジネスを成功させるための秘訣ですから
現地で働いている駐在員の声に耳を傾けないとダメですよ。
「仕事の成果を出すこと」を邪魔するモノ=日本本社という図式は未だにある。
生き残ったのは、強い会社でも賢い会社でもなく、常に変化し続けた会社です。

中国ビジネスのやり方と日本ビジネスのやり方は、
一見真逆のように感じますが、根底にあるのは信頼という、実に王道なビジネススタイルなんです。
信頼を基点に各々(現地駐在員)が独自の感性で海外ビジネスを解釈し、
アップデートしていくというのがホントのところで、軸は日本も中国も変わりません。
これは上海ビジネス限定の考え方ではなく、グローバルビジネスの基本のキ、だと思います。

能力が低い(成果を出せない)人ほど、上海ビジネスを自分の都合のいいように大幅に脚色しており、
嘘も100回言えば本当になる(思い込み)現象をチョクチョク見かけます。
不幸なる人々は、さらに不幸な人々によって慰められる。
不幸せの原因は、他の誰かの身勝手ではなく、自分自身の身勝手では?

加えて、中国上海ビジネスに関する日本のマスコミの偏向報道に喝!!
先行き不透明な時代 + 不景気ということもあり、他人の不幸を喜ぶ日本人が増加中。
そういう人種が喜びそうなネタを提供したほうが売れるのでしょうが.......
強きを貶し、弱きを笑う。
勝者のアラを探し大衆の嫉妬心をやわらげ、敗者の弱点を探し大衆に優越感を与える。
このようなやり方は、日本人の快楽原則や快感原則に適している、とは思うのですが、今の時代にそぐわない。
日本国内で「他人の不幸は蜜の味・ソース」を発売したらバカ売れしそう(笑)

冗談はさておき、
現実とキチンと向き合わないと(真理を尊重するならば、腹背に受難を予期すべし)日本社会は手遅れになる。
あらゆる創造活動はまず何よりも破壊活動から始まる、と申しますが、ちょっと悲しいですよね。

少し話題が逸れましたが、このハナシは「上海ビジネス成功の秘訣」に置き換えることができます。

どういうことかと申しますと、
ご都合主義の「主観」ではなく、常に「事実」を中心として、ビジネスと向き合え、というハナシ。
正しい情報を掴む人と間違った情報を鵜呑みにする人では、どちらが戦力になるかは言わずもがなです。
フィクションは可能性を持っていなければならないが、真実はそうではない。

冷静に考えりゃ、アホ・バカ・ボケ・カス・ドジな人でも理解できると思うのですが、
日本本社(国内)から中国ビジネスを完全にコントロールできるワケないじゃん(笑)
そんな井の中の蛙、お山の大将的な構えでは、熾烈さ増す中国上海ビジネスで勝てません!!!!!!
道を知っているコトと実際に歩くコトは違いますからね。
何であれ、事を先に延ばすのは簡単なことですが、足踏みしても靴底は減る(金は減る)から。

ということで、いちいち本社が口を出さず、次世代の旗手(現地責任者)に託してみては如何でしょうか?
現在の姿を見て接すると人は現在のままですが、人のあるべき姿を見て接すると人はあるべき姿に成長します(多分)
未来を予測する最善の方法は、自らそれを創りだすこと。

私の経験が少しでも参考になり、間違った情報に踊らされる痛い会社にならないことを祈ります。

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