最後に勝つためになすべきこと - 中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

2017年の目標を確実に達成するために、仕事の目標は、できるだけ小さくします（笑）

と、いいますのも
2016年は会社設立10周年ということもあり、新しいことに挑戦したのですが、目標を全く達成できませんでした。
ハードルが高い → 失敗する → やる気と金が減少する......といった、ありがちなパターンに陥り、結構シンドイ日々でした。
やる気なんて私の気分次第なので、とりわけ気にもしていないのですが、湯水のように金がなくなるのはツライ。

新しいことに挑戦するには、大なり小なり金がかかるため、ある程度の支出は予想していたのですが、
想定を遥かに超えるダメダメな結果でした。
この失敗を次の成功で挽回しましたが、私の思い描いていたプランとは程遠い結果に終わりました。

そもそものハナシ、なぜ失敗したのか分析しますと、自分にあわない仕事の仕方を選択したからです。
私の得意とする仕事のやり方は、小さな目標を決めて、それを確実に達成する方法。
これを繰り返す（ヒットを積み重ねていく）と、大なり小なり儲かるから、安定的に稼げます。

ここ数年、なんだかんだ順調だったので、自分の思っていることは全部できる、と天狗になっていました。
そのため、苦手な分野であるホームラン狙いのビジネスをやっちゃった（反省）
内装会社とコンサル会社に続く、新たな販路を構築したかったのですが、あえなく撃沈といったところです。

本質を見失った（自分を見失った）ビジネスは失敗しますね。
そこには理念や志の類は存在していません。

投資した金額を取り戻すため、更にリソースを投入する選択肢もあったのですが、
新規事業は「諦めないために諦める」選択をしました。

この失敗を通して、ひとつオモシロイことがわかりました。
私の脳と身体は、急激な変化に対応できませんでした。

上海で起業してから数年間、勝ち負けを繰り返す波乱万丈な起業家生活でしたが、
近年は負けた経験がなく（気にする価値のない小さな躓きはあった）、負けた時のメンタルコントロールを忘れていました。
「心が現実を受け入れられないぶんだけ、目の前に起きたことを否定したくなる」心理状況。

調子に乗って痛い目にあいましたが、
挑戦をすればするほど、大きな挫折を味わえる機会が巡ってくるんでしょうね。
いっときの挫折は、一生の力になる！そうでも思わないとベンチャー起業家なんてやってられない（笑）

誰しも心が折れそうになる時があるでしょうが、辛いことがある度に、心が折れていてはキリがありません。
引きずらない、気にしない、割り切る。

と、まぁ、色々とあるんですが、中国・上海で起業した個人事業主の11年目の挑戦は続く.......