中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

好きなんだから堂々と宣言しちゃいましょ。私は、いま、改めて中国上海ビジネスに夢中♡

ハンターハンター

「二兎を追う者は一兎も得ず」とはうまく言ったものですが、「二兎を追う」のが好きなんです。

運良ければ、「二兎を追う者だけが二兎を得る」「二兎を追う者は三兎を得る」ですからね。

中国・上海で起業した個人事業主の10年目ということもあり、いくつかの修羅場を乗り越えてきました。

会社経営は思い通りに行かない、というのがフツウだから、一兎頼りの経営ではまだまだコゾーだよ、と申し上げたい。
一兎に振り回されたらダメだと思うんですよ。振り回された挙げ句に何も残らなければ最悪です。
心から尊敬でき、一緒に仕事をすると楽しく、Win-Winの関係でいられる人は沢山いますが、ソレとコレとは別の話。
ビジネスとは、売り手と買い手が対等であるべき。ゆえに特定のクライアントに依存すべきではない!
煩わしい顧客を切り捨てる余裕がなければ、その他の大切な顧客と対等の関係を築けないコトもあります。

私もスタッフも人間ですから、ムカつく客に対しては、どうしても態度に出てしまいます。
誰が聞いてもビックリ仰天するモンスタークレーマーの類(理不尽な要求や文句を平気でする)と遭遇する日もあります。
横暴なモンスタークレーマーも黙らせる術があったとしても、会社がソイツに依存している状態であれば、
少々頭のおかしいモンスターを撃退しにくいですよね。背に腹はかえられぬ。

一説によると、安いモノ好きほどクレーマー率が高く、貧乏人のモンスタークレーマー度は異常だそうです。
「貧困は恥ではない」というのは、すべての人間が口にしながら、誰ひとり心では納得していない諺なんでしょうね。

私は起業家だから貧乏を知っています。貧乏のいいところは泥棒の恐れがないから、セコムが要らないことくらい(笑)
とはいえ、金がなくとも強い野心を持っている人、金がなくても運命を引き寄せようとする人が大好きです。
上海起業した頃は財政的余裕はなく、金がないなら知恵を出せ、知恵がないなら汗をかけ、そんな毎日でした.....。
当たり前の話で恐縮ですが、金がないから何もできないという人間は、金があっても何もできませんからね。
ゆえに、文句タラタラで妬み深く、頭の弱い非常識な貧乏人が大嫌い。努力しない貧乏人が生理的に無理なんです。
貧乏はハシカと同じですから、どうせかかるなら早いほう(若いとき)をオススメします。貧乏・挫折・失敗は最高の教師。

話題が少し逸れましたが、一社依存体制はリスクが大きいのです。
特定の会社に対する売上の依存度(割合)が高くなればなるほど、その会社との関係が悪化すると、上海ビジネスが大ピンチ!!!
よくある中国・上海ビジネスあるある。うまい話には気をつけろってヤツですね。

先ほど申し上げましたが、私は中国・上海で起業した個人事業主の10年目です。
過去を振り返れば、いわゆるハウスエージェンシーのような立場で仕事をしてほしい、と依頼を受けたこともありました。
が、特定の会社に従属すれば、自ずと主従関係が出来上がるため、「顧客と対等な関係を目指す」ことは困難です。
明確な根拠はないのですが、特定の得意先に依存しない経営判断こそ、競争の激しい上海で生き残れた秘訣かもしれません。
目先の利益にとらわれたら大切な事を見失う。安直な売り上げアップの方法に飛びつかない方がいいと思います。
ちゃんとコントロールできていれば問題はないのですが、一兎に依存しすぎる経営は危険です。

と、まぁ、偉そうな言葉を並べておりますが、私自身が誰かや何かに縛られる行為は苦手なんです。Mじゃない。
結局のところ、最後は自分を信じるしかなく、最後の拠り所は自分しかいない。世の中は弱肉強食ですから、勝った方が強い。
何はともあれ、勤勉だけが取り柄なら蟻と変わらない。何のため(誰のため)にせっせと働くかが問題だと思いませんか?

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