中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

好きなんだから堂々と宣言しちゃいましょ。私は、いま、改めて中国上海ビジネスに夢中♡

コレが今の上海内装事情です

私の経営するインテリアデザイン会社は、数多のオフィス・ショップ・ホームの内装を手がけてきました。

そこで蓄積した最新かつ莫大なノウハウを自社のスキルとして反映し、常に進化し続けてきたからこそ、
上海を中心にその人気は俄然陰り知らずなのであります。

派手好きで知られる中国内装業界ですが、快適性を求める波は、もはや無視できない状況です。
中国人顧客の趣向の変化が著しく、とりわけマンション内装・老房子内装の類は、
既存のソレとは一線を画す、時代のニューウェーブを感じます。

ベーシックでありながら、どこか遊びの効かせた内装で差別化したうえで、
リラックスした空気感に合うホームデザインが人気です。

そのような差別化をいかにするかの手法は↓をご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/ShanghaiSpaceDesign/20160308 
http://d.hatena.ne.jp/ShanghaiSpaceDesign/20160302

少々ウンチクを語らせていただきますと、
一昔前は、建材を組み合わせることで差別化を体現するのが基本でした。
昨今では、組み合わせることでなく、建材それ自体がベーシックかつ遊びの効いたもの、になってきています。

とはいえ、奇抜なものがいいってわけではありませんから、
肝要なのは正統のなかにある遊びを活かしながら、今ドキであること。
上品なのに遊んでいる、そんなムードが漂う住宅内装が上海でウケるのです。

そんな上海内装トレンドですが、先ほど述べた、上品なのに遊んでいる内装とは、真逆の動きも人気なのです。

先に結論を申しますと、いわゆるパッケージ内装が人気です。
パッケージ内装とは均一化の象徴ですから、顧客のワガママなどは基本的に対応が難しい。
選択肢が限定的ですから、あれこれ悩まずに、住まいをつくることが可能ゆえ、すごくラク
パッケージ内装ですから、理想の住まいは実現できないでしょうが、利便性はめちゃくちゃ高い。
結果、パッケージ内装の普及により、均一化(似たような間取り、量産品のクロスやフローリング)した
住宅内装が爆発的に増加するでしょう。

ここで一つ昔話をさせてください。
一昔前の上海ですか、均一化したショッピングセンターが至る所にオープンしましたよね。
結果、なんら目新しさはなく、どこに行っても同じだから、消費者目線で見るとツマラナイ。
大型施設の人気がない原因といえば、Eコマースの台頭によるところが大きいです。
されど、施設自体に魅力がない、という現実から目を背けてはいけません。

均一化するショッピングセンターの内装ブームが去り、
ローカル内装業者が次に目をつけたのが、大規模新築分譲マンションの内装なんですね。
詰まるところ、少々カタチが変わっただけで、歴史は繰り返す、ということです。

お察しのとおり、パッケージ内装には差別化できる点が少ないため、金太郎飴化は必至。
近い将来、より熾烈な価格競争が幕を開けます。

そんなこんなの理由から、
ウチはパッケージ内装では絶対にできない芸当をウリに、地味に生きていきます(笑)
中国・上海で起業した個人事業主の10年目の挑戦は続く.......

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