中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

好きなんだから堂々と宣言しちゃいましょ。私は、いま、改めて中国上海ビジネスに夢中♡

節約は大事だし大切だと思うけど、やり過ぎはダメ

上海で起業した個人事業主の10年目のヤリクチの極意をひと言で表すならば、それは節約じゃないかと。

どの時代も節約が経営基本のひとつです。

経済環境が厳しさが増す昨今、節約に対する意識は大きく変わりましたよね。
が、キメキメに節約するのは、ある意味簡単。
スタッフが窮屈さを感じる。言うなれば、会社全体の環境を悪くする「コスト削減」なら誰でもできる。
ポイントは、節約は大切だけど、支出よりも収入の方が大きければ、金は貯まる。

考え方は人それぞれ。そこでオススメなのが、会計帳簿と睨めっこ、です。
ちょっと遠回りや寄り道しながら、会計帳簿と睨めっこすると、いつもと違う顔を見せてくれるかもしれませんよ。
そんなわけで、土日月の三連休を活用して、
改めて膨大な量の会計帳簿を見直したわけですが、そこで一つ面白いことに気づきました。

私の癖なんでしょうけど、業績が上向きのときに、先を見越した節約を度々実行していました。
詰まるところ、コレが、会社が急激に大きくならない原因であり、会社が倒産しないカラクリ。
計画的に業績を上げることができれば問題ありませんが、自分の経営手腕に自信がございません。
いま追い風だとしても、いつ風向きが変わるかわからない、という恐怖心が常にあるため、守りを優先する戦い方。
業績が上がる → 投資 → 経費が増える → 組織は大きくなるのですが、私はココで引いてしまいます。
どういうことかと申しますと、業績が上がる → 今こそ節約.......組織の成長よりも、成長の裏に潜むリスクを恐れている。
金の問題は致命的なハイリスクが伴うので、業績(流れ)が良いときほど、会社経費の金の流れ(節約)を調整する癖がある。

「勝つ経営」よりも「負けない経営」を選びがち。勝負はするけど、背水の陣みたいな大勝負は避けます。
簡単に言えば、「節約は守り」ですから、良くて現状維持、後は緩やかに減少していくのが普通。
わかっちゃいるのですが、会社生存率 = 企業存続率が意味する恐怖もリンクしているゆえ、節約に執着します。

中小企業は設立から10年で倒産する確率90%超ですよ!!
起業(設立)から5年以上続く確率は約15%........100社あったら15社残る。
起業(設立)から10年以上続く確率は約6%........100社あったら6社残る。
夢も希望もないハナシですが、30年後存続している確率は0.021%らしい。ホボホボ0%ですよね。

上海で起業した個人事業主の10年目ということは、100社あったら6社残る、1000社あれば60社残る、ですから。
10年以上続く確率は約6%......ほんと、幸運に恵まれている。運のおかげです。
とはいえ、なにしろ一番肝要なのは、組織の柱となる資金がなくならなければ、倒産しない!存続できる!
ただし、そんな甘いハナシではないので、会社組織のアップデイトは絶対条件であり、会社全体の環境を悪くしない節約は必須。
そんなわけで、身の丈に合った事業展開を行い、ちょびっとばかし節約し、時には事業の安定を調整するために依頼を断る。

中国・上海ビジネス語る上で、コレが絶対!という公式はありませんが、
無理なく計画的な経営こそ、中国・上海ビジネスで負けないための、ひとつの正解だと信じています。
起業して会社経営に失敗しないためのヒントになるかもしれませんが、成功して突き抜けるヤリクチではない。
あー、突き抜けたい.....されど大怪我を負う可能性のある勝負は嫌すぎる。ヘタレなんで痛いコトが苦手なんです(笑)

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