起業するにはまずこれを始めよ！ - 中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

上海で起業を成功させるための秘訣なんて知らへん、と思いつつも、仕事なんで上海起業について語りました。

言うまでもなく、ビジネスは競争ですから、いろいろとゴタゴタがあります。
いちいち気にすると疲れちゃうので、他人を気にする必要はなく、好きにしなはれ！ってハナシ。

「人の気に入るか、どうかを問題にしない人間は、世の中で成功することができる」と思います。
起業家なら「全ての結果を受け入れる」覚悟が必要ですが、考え過ぎちゃダメなんですよね。
どうにもならないことは、忘れることが幸福です。
自分の仕事に価値を見いだす必要はあるが、深刻になりすぎてはいけません。
努力じゃどうにもならない事はある。とはいえ、今なにかと話題の東京都知事のような振る舞いはNGです。

起業すれば、いつか必ず厳しい現実と直面します。
が、一度や二度の挫折に負けない、強靭な精神力を持って前向きに努力すれば、道は開ける（多分）
希望を失わないで続けていると知恵が浮かび、精神も集中して、色々な福音が生まれる（多分）
そんなふうに信じなきゃ、起業家なんてやってられませんよ。深刻になりすぎてはダメ。

自殺者は熟慮の結果として自殺するのではなく、むしろ熟慮によって自殺します。
冗談ではなく、起業して商売がうまくいかない時期が続けば、死んだほうが楽かなぁ、と思うこともある。
誰も称賛してくれる者がいなくても自分のことは自身で称えましょう。
成功の9割は、信じる気持ちから生まれます。

中国・上海で起業した個人事業主の10年目ということもあり、数々の修羅場を経験しました。
予想だにしない事態が次から次へ起こる日々ですから、少々のことでは動揺しなくなった。
結果、周りの人・意見・言葉に惑わされることはなくなり、常に自分の中に答えを求めます。

ここで一つ昔話をさせていただきます。
起業した頃（2006年）やるべきコトは沢山あるので、
まずは「やらなくていいコト」「何に時間を投資しないか」を考えました。

結果、「趣味は仕事」になり、遊びに行きたい、と思わなくなりました。（今は遊びます）
時はその使い方によって金にも鉛にもなるため、時間こそ最も賢明な相談相手だと分かっていました。
今日という一日は明日という二日分の値打ちを持っていますから、起業家は必死に「今を生きる」べき。

そうなると、友達より仕事優先の日々ですから、当然ながら、交友関係が激減します。
上海起業してから5年間くらいは、あいつは変わった、付き合いの悪いヤツ、と思われていたでしょう.......
コレに対する最善の返答は、黙々と自己の義務を守ること＝目標に向かい走り続けること。
そうなるとオモシロイもので、仕事（起業家生活）とは、他になすべきことを持たない私の逃げ場になる。

「一生の仕事を見出した人には、ほかの幸福を探す必要はない」というのは本当です。
このような環境のおかげで、他人や状況に振り回されず、目の前の仕事に全力を尽くせました。

「一番だまし易い人間は、すなわち、自分自身」と言われますが、起業とは自分との戦いです。
起業して成功した人は、自分のできることをした人、かも。
起業して失敗した人は、自分のできることをしないで、自分のできもしないことを望んでいる人、かも。
自らに勝つことこそ、最も難しい勝利といわれる所以。

大切なことは、相手が自分のコトをどう考えているかではなく、自分が相手のコトをどう考えているか。
「人の気に入るか、どうかを問題にしない人間」といえば傲慢に聞こえるかもしれませんが、
偶然にしか接触せぬ人々に自分が気に入られるよりも、自分がジブンジシンを気にいることが大切なのです。

上海で起業を成功させるためのキモは、その人が自分自身をいかに理解しているか、だと思います。