中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

好きなんだから堂々と宣言しちゃいましょ。私は、いま、改めて中国上海ビジネスに夢中♡

いまの日本に必要な独立自尊の精神

ご周知のとおり、不確実性の高い現代ですから、一生安泰の仕事も、未来永劫つぶれない企業も存在しません。

ゆえに、起業という選択肢が出てくるのですが、世の中は起業を美化しすぎています。

起業する人は、どういうタイプか知っていますか?
私が思うに、精神的に不安定になりがちな人=強迫観念を持ちやすい人ほど起業する傾向が強い。

私は起業家ですから、すべての起業家を応援したい、という気持ちはあります。
ゆえに、上海で起業した私を例に、いかに起業家たちが知らないうちに精神的に追い込まれるか、ザックリ解説します。

収入が入ってくるようになるまでの間、自分の財産を少しずつ切り売りしながら食いつないでいきます。
生活水準を一気に下げる必要があるため、周りとの関係も悪くなりがちです。遊びに金を使う余裕はなく、交友関係が激減。

金銭的なリスクは、精神的な蝕みに大きく影響します。
ビジネスが軌道に乗るまで、眠れない夜が続き、金欠と睡眠不足がさらに追い打ちをかけ、精神も肉体もヘトヘトになります。
また事業がうまくいったとしても、いきなり事業の売上が伸び悩む、なんてハナシは日常茶飯事。

当たり前の話で恐縮ですが、「上海起業成功」「上海起業失敗」には、いろいろな要素が絡んでいるのですが、
なぜ成功したのか、なぜ失敗したのかは、起業家の「資質」が大きいです。
成功する起業家は、どんな小さな結果にもこだわり、とにかく執念でやりきり、必ず結果を出します。
どんな手を使ってでも、決めた目標は達成する、という執着心が強く、そのための犠牲は厭わない。
言うまでもなく、周囲に誤解されたり、非難されてしまうこともあります。

事業が軌道に乗るまでに、多くの起業家が傷つきます。また多くの人を傷つけ、失います。
だからこそ成功した起業家は、これから起業に挑戦する人を応援したくなるのです。
お金のためでなく、その♡に強く共感します。

私は起業家の苦しみを知っているので、起業を美化する風潮には違和感を感じます。
起業を決心すれば、良い面ばかりが頭に浮かんでくる、というのが普通ですが、失うモノが必ずあるんです。
起業に失敗した人の中には、資産を全て失い、最悪の場合は、自殺を選びます。
ゆえに、起業家として生きていこうと考えているのであれば、ハンパじゃない「執念」と「覚悟」が不可欠!!
人間の初期設定は「弱い生き物」ですからね。本当に強い人は稀です。

オリからは出られないけど、あまり何もせずともエサが与えられ生存は保障されている「動物園の動物 = 会社員」。
自由ではあるが、自らがエサを探し動き回らなければ、明日生きられるかどうかも分からない「野生の動物 = 起業家」。
どちらが良い悪いの話ではなく、どちらにも魅力があり不便があるのです。

冒頭に述べましたが、私は起業家ですから、すべての起業家を応援したいです。
が、メンタルが弱いと、起業をしたところで、ほぼ間違いなく失敗します。

何はともあれ、決断するときは「自分のことは、自分で決める」ということが何よりも大切です。
他人の意見はどれだけ聞いてもかまいません。どれだけ参考にしてもかまいません。
しかし、最後は必ず、自分で決めるようにしましょう!!!

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