中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

好きなんだから堂々と宣言しちゃいましょ。私は、いま、改めて中国上海ビジネスに夢中♡

中国駐在員と日本本社の間の深い溝

中国上海市場を攻め続けるためには、「適度な現地化」が不可欠です。

とはいえ、上海で現地化に取組む中小企業の現状は、
「名ばかり現地化」または「現地化が進まない」のどちらかになりがちです。

多く企業が直面する課題なのですが、だいたいにおいて、原因は日本本社にあります。

日本本社のグローバル化が進んでいなければ、
現地トップは日本本社と日本語でコミュニケーションがとれる人材でなければいけません。
と、いうことは、「日本語」と「経営者に必要とされる能力」を備えた人材が必要です。

現地タレントに日本語を求めると、タレントの量と質に限界が出てきてしまいます。
「経営者に必要とされる能力」があれど、日本語が話せなければ、現地トップを任せられない。

現地化には、金銭的支援や人的支援だけでなく、日本本社側のコミュニケーション能力向上が不可欠です。
要するに、日本本社のグローバル化が進んでいないのに、「現地化しろ」というのは、チャンチャラおかしい。
O・K・Y.............O(おまえ)K(こっちきて)Y(やってみろ)。

ちなみに、私は「適度な現地化」には賛成ですが、「過度の現地化」には反対です。

どういうことかと申しますと、
「日本人中心の経営の弊害」と「過度の現地化」に潜伏するリスクの両面を考えたところ、
「過度の現地化」に潜伏するリスクの方が圧倒的に怖い。
一例をあげますと、日本本社が海外子会社をコントロールできなくなる。

愚か者が「中国上海ビジネス=現地化」という言葉を覚え、それをどんな場面にも得意になって持ち出すから困ります。
そもそもの話、ビジネスがうまくいくのであれば、現地人であろうが日本人であろうが、別にどうでもいい。

現地化というよりも、経営管理をしっかりして、着実に利益を上げることが大事だと思いませんか?

と、まぁ、色々とあるんですが、何よりも大切なことは、本社と海外子会社の信頼関係です。
本社と海外子会社の関係の難しさは今に始まったことではないのですが、
駐在員のストレスの最大の原因は「分からず屋の日本本社」というのは、避けたいところ。
現地の声をシカトしまくった挙句、「中国ビジネスに入り込めていないのは、駐在員の実力不足」と言われた日にゃ、
「そんのなのやってられない! やってられない!やってられない!てられな!!」「てられな」ですよ!

中国上海ビジネスを成功させるための最大戦力である駐在員を「捨て石」にしたらダメ。絶対。
私の経験が少しでも参考になり、新たな中国上海ビジネスの可能性を引き出していただければ幸いです。

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