必要なのはセンスです!
私は、上海ビジネスコンサルティングをしているのですが、「戦略の現実的アプローチ」がウマいです(笑)
なぜなら、インテリアデザイン会社の経営者だからです。http://d.hatena.ne.jp/ShanghaiSpaceDesign/
経営コンサルタントが起業しても成功しない場合が多いのは何故、と問われれば、
経営コンサルタントと経営者は別物だから、と答えます。
コンサルタントの経験は、経営に必要な様々な要素のごく一部にしかなりません。
その反面、経営者の経験は、コンサルタントに必要は様々な要素に大いに役立ちます。
日本人ビジネスパーソンは頭がいいので、
コンサルの資質がある人が多いのですが、上手にリスクをとれない人も多い。
上手にリスクがとれない人は、より多くの情報を集め、より沢山の分析を行いがちです。
結果、リスクがより大きく見えてしまい、なかなか行動できない、というパターンになりやすい。
皮肉なことに、コンサルとしての能力が高い人ほど、どうしても慎重になります。
残念なことに、行動に移せない人は、経営者に向いていません。
中国上海で起業した個人事業主の11年目ですから、数字の通り、私は経営者を11年やっています。
その実体験から「実行こそが、成功に導く戦略のなかで決定的な部分」であると確信がもてます。
冒頭に、「戦略の現実的アプローチ」がウマい、と申しましたが、やることは非常にシンプルです。
1)企業が直面している重要な問題をピックアップ。
2)改善する方法は、新たなポジションにシフト or 既存のポジションを魅力的にするためのステップ。
3)どのように競争優位の源泉を構築し、活用していくか。
4)最後は、選択した戦略について、定点観測を行う。
少なからず「正しくやりとげるコト」や「競争相手よりうまくやりとげるコト」を意識しますが、
細々としたハナシは気にせず、めちゃくちゃ素早く実行に移します。
その時はベストな戦略でも、後ほど修正が必要ですから、細かいハナシを気にしたところで意味がない。
そんなこんなの理由から、「ほうれんそう」は、中国上海ビジネスに合わないスタイルだと思います。
結果が全て、ですから、結果を出すまでのプロセスをイチイチ「報連相」する必要性が見当たらない。
結果を出すための活動に時間をかけるべきですが、日本企業は「報連相」に時間をかけすぎている。
正しく使っていけば、「ほうれんそう」は武器になるのでしょうが、やりすぎはナンセンス。
「ほうれんそう」は、「生産性を低下させる効果」と「責任を曖昧にさせる効果」があるため
「戦略の現実的アプローチ」が後手後手になる場合が多い。
ゆえに、「ほうれんそう」と「スピード重視の中国ビジネス」との相性が悪い。
では、いったい、どうすればいいのか、と申しますと
「だいこん」をオススメします。
報連相のようにキチキチやるのではなく、だいたいこんなかんじ=だいこん。
方法はさておき、より多くの情報を集め、より沢山の分析を行うほど、リスクがより大きく見えます。
この行為自体を否定する気はないのですが、なかなか行動できない、という結果になりがちです。
改めて言うまでもありませんが、何もしないことが最大のリスクですよ。
みなさん、中国上海ビジネスでチャレンジしていますか?
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