中国ビジネスを愛する貴方におくる起業家のホンネ

好きなんだから堂々と宣言しちゃいましょ。私は、いま、改めて中国上海ビジネスに夢中♡

能天気にご用心

もうすぐ中国上海に住んで、はや15年!!!日本に帰国するたびに日本の「安さ」に驚きます!!!

中国や東南アジアの物価は上がり続けてるのですが、日本の物価は下がり続けている……..。
日本はどこまで安くなるのだろうか……..。このまま穏やかに堕ちていくのだろうか……..。
「貧困スパイラル」から抜け出す術はあるのだろうか……..。
 
破綻することはないと思うのですが、どうすれば良くなるのか全然見えない。
日銀が異次元の金融緩和をやったところで、景気が良くならないのだから、もうこれ以上良くなりそうもない。
 
個人でみると、働き方改革での収入の減少、仕事関係での外食の減少、増税の影響などなど。
企業でみると、人手不足による人件費の上昇や最低賃金の上昇、働き方改革による人件費の上昇などなど。
加えて、消費税アップとオリンピック特需がなくなるため、日本は更に厳しい時代に突入する可能性大!!!
 
日本悲観論を煽りたいわけではないのですが、冒頭に述べたように、日本に帰国するたびに日本の「安さ」に驚かされます。
旅行者気分で帰国する私からすると、安いことは有り難いのですが、家賃や人件費があわないように感じます。
安く買えて有り難い、というよりも、本当に大丈夫なの、というのが素直な感想。
 
そんな状況のなか、日本は「観光、観光」と騒いでいるのですが、かなり微妙だと思いませんか?
一例をあげると、沖縄は観光が好調ですが、失業率・非正規率・貧困率など全て日本最下位。
日本という国全体が「観光、観光」と騒ぐのは、経済が落ちぶれてしまった証かと。
外国人観光客に頼った経済振興策は、破綻する可能性大のためアテにすべきではない、と思います。
 
とはいえ、来週コンサルの仕事(観光関連)で日本に行くんですけどね(笑)
ここまで観光ビジネスを批難しておいて、どの口が言うてんねん、というツッコミが聞こえてきそうですが、それはそれ!これはこれ!
具体的に何をするかと言うと、「観光客の欲しがるモノやコト」のコンサルです。
 
日本という国全体が「観光、観光」と騒いだところで景気が回復するとは思えないのですが、小規模な単位で考えるとビジネスチャンスあり!!
ハッキリ言って、日本の企業や個人は外国人相手の商売が下手クソ。
 
中国人観光客の行くところ、日本全国どこにでも中国企業や中国人個人が進出していませんか?
理由は明々白々。日本の商売が隙間だらけ!!!!
これ、マジでして、在日中国人からしたら商売のチャンスありあり。
要するに、日本人も同じくこの隙間を狙えば「踏み固められる前に耕せる畑がある」ということです。
我々は、まだまだいくらでも中国人観光客が欲しがるモノやコトを提供できるはずですよ。
が、しかーし、消費者に何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではダメ。完成するころには、新しいモノを欲しがりますからね(笑)
 
中国上海で起業した個人事業主14年目の挑戦は続く……..。

ブログ再開!

さてさて、私は今年度をもって中国上海起業14年目を迎えました。

そこで、今一度原点に返るべく、空いている時間は「次のビジネス展開」を考えまくっていました。
その結果、言い訳になりますが、このブログを久しく更新しておらず、ちょびっとばかし反省しております。
とはいえ、↓のブログは随時更新しておりますので、そこのアナタ「読者登録」お願いします(笑)
 

shanghaispacedesign.hatenablog.com少し話が逸れましたが、先ほど述べたように「次のビジネス展開」を考える日々でした。

今のビジネス(コンサル会社と設計施工会社)が未来永劫続いて欲しい、という願望を抱くのは、とっても自然なこと。
 
が、残念ながら、お察しのとおり、世の中は甘くありません。
流れ星に願いをかけたところで微妙。
私の勘では、「2020年の中国上海ビジネス」は相当ヤバイ………
例えるなら、パンダの白黒の模様がなくなるくらいヤバイ!!パンダが単色になるかも、とご想像していただければ、私の危機感が伝わるかと。
正直なところ、明確な根拠があるわけではないのですが、中国ビジネス14年目の勘が「2020年は大変やで」と告げています(苦笑)
 
では今年はというと、「2019年の中国上海ビジネス」を振り返ると、前半は好調、後半は普通、でした。
ザックリ言うと、「2019年の中国上海ビジネス」は結果的には成功と言えなくもないのですが、「2020年の中国上海ビジネス」は私の起業家人生史上最大の危機かもしれません。
 
さまざまな要因があるわけですが、やはり生き残るためには何かひとつに特化するだけではダメなんですよね〜。
既存市場においても新しい販路を増やして、新規市場を開拓すべく何処か新しい場所で挑戦して、時には失敗したりして、仲間と笑いながら人生を謳歌する。
弱肉強食の時代で生き残ろうと思うなら、そういう生き方を実践して揺るぎない基本姿勢として、自己の特色を出して対抗していくほかない。
で、生き残る条件として、「次のビジネス展開」を考えまくっていた次第でございます。
傍観者ではダメ!どんな仕事でも自分が当事者になることが肝要!
 
ぶっちゃけ、その際に、「はてなブログのブロガー」さんの記事を片っぱしから読みまくりました!!
なるほど、と思わず唸る内容も多く、めちゃくちゃ役に立ちました。
それに加えて、第三者のブログを読む行為自体、上海在住の私からすると、普段の生活では体験できないことばかりですし、時に参考書のような役割を果たしてくれました。
とってもありがたい!!
ですので、「はてなブログのブロガー」さんは、定期的にブログを更新してくださいませ。
チクリな刺激が心に刻まれます。
 
はてなブログのブロガー」さんの背中を見て、2020年は1ヶ月に5回くらいはブログを更新する所存です!!
半年間ほどブログを更新しておらず反省しております(汗)
今後とも懲りずにお付き合いいただければ幸いです。
 
あ、そうそう。
頃合いを見て、「2020年の中国上海ビジネスは過去に類を見ないほど危険そうな理由」+「私自身の次のビジネス展開」について語りたいと思います。

それでは、皆さま、良いお年をお迎えください。

貴方の2020年が素敵な一年になりますように。

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モノゴトにゃ裏がある

先日「アリババのジャック・マー会長の長時間労働支持発言が炎上」という記事を読んだのですが、いろんな意味で腑に落ちない。

ココで言う長時間労働とは、午前9時から午後9時まで週6働く、「996システム」。

最近、「996システム」について中国人の友人知人と話す機会が何度かあったのですが、どちらかというと肯定的な意見が多い。

whitetree.hatenadiary.jp

❶自己成長のために働きたい人❷残業代で稼ぎたい人❸田舎に仕送りしたい人❹仕事にやりがいを感じる人 もっと頑張りたい!!とやる気に溢れている人がソコソコいまして、そういう人からすると「996システム」自体に反感を覚えない。

とはいえ、中流階級以上の家庭の上海人(若者)は、あまり競争を好まない所謂のほほん系が多く、すごくフワッとしています(笑)

ウチの中国人スタッフもフワッとしているから、「何時に出勤してもOKやで、今日は仕事ないから帰宅してOKやで」と甘やかしていますが、なんだかんだ忙しい時はめちゃくちゃ残業してくれます。

が、しかし、ですよ、このフワッとした子たちでさえ「996システム」自体を批判していません。

 

中国人は「何者にも属していない自分」を超大切にしています。

会社への愛着や忠誠心や執着心など少ないため、驚くほどスパッと辞めて転職や独立する人も多く、結構な割合で起業します。

「起業」という生き方が普通の社会に生きています。

自分の力で生きていくためには、ある時期は「996システム」どころか「365日24時間営業」で頑張らないとダメ!!というのを知っているんですよね。

中国人は「自分」という意識が強く、「集団に属している自分」という考え方が薄い。

結局のところ何が言いたいのかと申しますと、「996システム」も使いようでして、「996システム」が悪と決めつけるのは間違っています。

先ほど述べたように、❶自己成長のために働きたい人❷残業代で稼ぎたい人❸田舎に仕送りしたい人❹仕事にやりがいを感じる人…..からすると「996システム」バンザイなわけですよ。

逆に、❶仕事は適当にしたい人❷仕事は収入を得るためだけの手段…..からすると「996システム」クソ喰らえなわけですよ。

このご時世、これが正解!なんてもんは存在しませんからね。

やるのも、やらないのも、その人次第。正しいか、間違っているのかも、その人次第。

これを言っちゃ身も蓋もない話になるのですが、頑張った分だけ報われるなら、本人が長時間労働でもOKなら、やればいいだけの話。働き方は個人の自由。

最悪なのは、頑張っても報われない、将来に希望がない社会。

 

私自身、24歳のときに上海で起業してから数年間は、「996システム」なんかよりも働いていましたからね(笑)

会社が成長している時(伸びている時)は仕事が楽しいだけでなく、やればやるほど成果が出るから苦にならないんですよね。

起業家として負けないためには、公私の区別なく、我武者羅に頑張らないとダメな時期が必ずあります。

綺麗事だけではやっていけない。

私が事業者としてソコソコやれているのは、おそらく一般の人の10倍働いたから。

でも、これって別に珍しい話でも何でもなく、今も、本気で成功しようと思っている人達は労働時間なんて気にせず、めちゃくちゃ働いています。

今も昔も、そうやって成功を勝ち取ってきたのではないでしょうか?

 

中国がめちゃくちゃ成長した理由は、アリババのジャック・マー会長の「996システム」そのものであり、過去の日本がめちゃくちゃ成長した理由も似たようなものです。

そして今の日本は、「労働時間短縮」や「ゆとり」の影響から、国際的な競争では不利に立たされ、景気の後退や所得の低下に繋がってます。

 

とはいえ、何が正しいか分かんないですよね〜。

詰まるところ、どちらが幸せか分からないので、どちらでもいいわけですよ。

となると、周りのために無理して生きる理由が見当たらないので、やりたいことをやればいい、ということになりませんか?

私は、正しかろうが間違っていようが、自分らしく生きます。 安易に服従してしまう臆病者よりずっと立派だと思っています。

不特定多数の人に好かれるより、誰かにとっての、どうしようもなく必要な人でありたい!!

中国上海で起業した個人事業主13年目の挑戦は続く.......

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勝って兜の緒を締めよ!中国が強い理由は?

今の中国は、良きモノをさらに良く!無きモノは…...作っちゃいました!が出来ちゃう国。

そんな中国で話題の話といえば、「996システム」。午前9時から午後9時まで週6働くこと。
 
「996勤務」の登場には歴史的な背景があります。
2000年代初頭に中国のハイテク企業が登場したとき、多くの企業は休日なしで働ける従業員を募集していました。
一例をあげると、某有名企業は残業代を支払わない方針にしたことで人件費を大幅に削減し、大きな利益を上げて世界でも5本の指に入る企業にまで成長。
そして他の企業も同じように成功するために、某有名企業と同じ方針を採用。
社員の長時間労働が常態化する文化が根付き「996」という言葉が誕生。
 
何故にこの話を持ち出したかというと、アリババ集団のマー会長が先週、「996システム」を導入しなければ中国経済は活力と推進力を失うだろう、と発言しました。
中国経済が何年にもわたって急成長したことにより、「怠け者」が増加しており、今のままだは淘汰される、という強い危機感が根底にあります。
ザックリ言うと、イノベーションのためにはそれくらい普通であり、そうしないとライバルに出し抜かれるから、めっちゃ働こうぜベイビー的な内容。
 
もし、日本企業の社長が「996システム」を導入すべきと言ったら、フルボコにされるでしょうね(苦笑)
昨今、日本では半ば闇雲に「働き方改革」を進めています。
一例をあげると、管理職が現場の声を聞かないまま「勤務時間を短くするように」と指示し、残業削減などの施策を頭ごなしに押し付けた、などなど。
 
日本企業の「働き方改革」って結構ズレていませんか?
労働生産性の低さは、日本の組織の仕事の仕方に起因しています。
管理組織を肥大化させ、無駄な会議や無駄なプロセスが多すぎる。
結局のところ、「働き方改革」云々なんて、管理組織を最小化し、管理項目を厳選し、プロセスを簡素化するだけでOKでは?
たったこれだけで「要員削減」「コスト削減」「生産性向上」できますよね?
 
少し話が逸れますが、上海の日系企業を見ていると、日本本社が管理志向で現場(現地)も見ずに、無駄な管理書類作成を強いることが多々あります。
成果を上げるための活動時間より、本社への報告に割く時間のほうが多いとなると、ダメだこりゃ(笑)
無駄な中間処理や後処理が多すぎるため、組織としても社員個々としてもパフォーマンスが低下する。
かなり優秀な日本人駐在員でさえ、このようなクソ環境で結果を出すのは難しい。
あ、これ、全然珍しい話ではなく、日本企業にありがちな中国ビジネスチャンスを逃す典型例。
 
在上海日系企業の愚行はさておき、創造的な仕事をしたい若者となると、しばらくの間「長時間労働」が必要だと思います。
生産性を考えず、慣れるべき作業に長時間費やしてもOKな環境がないと、仕事ができない人になっちゃう。
あ、そうそう。「生産性」と言う割には、本当に「生産性」という意味が分かっている人は少ない。
生産性とは、「生み出された付加価値」+「そこに費やされた資産との比率」。
生産性を上げるためには、資産を減らすか、付加価値を増やすか、もしくはその両方が必要。
となると、創造的な仕事をしたい若者に対しては始めから「生産性」「効率化」を強制したらダメですよね?
付加価値の高い「やりがい」のある仕事をしたければ、そこに投入すべき資産を多く求められます。
仕事を覚えるのには時間がかかるのに、「時短」と言われると、人が育つのに余計に時間がかかってしまう、という矛盾が生じます。
 
間違った「働き方改革」が蔓延すると、使えない人材が増え、ゆとり教育の二の舞になる、だけ。
バリバリ働きたい、やる気のある若手社員が、残業時間を減らしたい会社から、早く帰るように促される、というのは残念。
若くてやる気がある社員の残業時間を制限され、めちゃくちゃ頑張る経験を積めない、というのは理不尽。
要するに、綺麗事だけでは何もできませんし、苦労せずに何かを成し遂げられません。
日本人の美徳として語られた「勤勉」を無理やり無くそうとしているのが「働き方改革」なんでしょうか.....。
 
冒頭で述べた、午前9時から午後9時まで週6働く「996システム」ですが、日本人に馴染みのない話ではありません。
かつての日本電線や京セラなどでも似たようなことを言っていました。
過去の日本に存在した偉大な経営者の意思を継ぐのは、中国人なのかもしれませんね。
 
中国にどんどん突き放される日本。悲しい。
「日本でこうやればもうちょっと」みたいなことは、今すでに中国で起きています。
なんだかんだ日本には過去の遺産があり、なんとか持ちこたえていますが、あと3年〜5年もすれば、ほとんどの分野で中国に先にいかれるでしょうね。
悲しい話ではありますが、一般にその認識が拡がるのはもう少し先で、そして気付いた時には、とっくに手遅れというオチ。
 
日本企業がこぞって「働き方改革」に挑むと、企業は業績を上げることも、人を育てることもできなくなります。
中国企業がこぞって「996システム」に挑むと、企業は業績を上げて、人を育てることになります。
中国に追い越された日本は長時間労働に反対。
日本を追い抜いた中国は長時間労働に賛成。
勝って兜の緒を締めよ!中国が強い理由はこういうところにあるんでしょうね。
となると、日本はもう中国に勝てません(多分)
 
日本では「996システム」とは真逆の「働き方改革」が行われ、自前での育成も技術開発力も衰えていくのでしょうか....。
そんな悲惨な状況にもかかわらず、外に打って出る若者が減少していくのでしょうか....。
この先に待っている日本の未来はどんな感じになるのでしょうか....。
 
私個人としては、「996システム」を強いることには反対です。
されど、この不確実な時代、奮闘精神や創業時のように必死に仕事しないと生き残れません!!!
定時勤務を希望するなら、それが可能な業界に転職するか、低収入の職種に就けばいい、だけの話ではないのでしょうか?
冷静に客観的に考えれば分かると思うのですが、世の中にないモノをつくりたい!良きモノを更に良くしたい!となると死ぬほど働かないと実現できません!!!
 
なにはともあれ「日本の働き方改革」VS「中国の996システム」の行く末が楽しみ。
中国上海ビジネスにはコレが絶対!という公式はありませんが、私の経験が少しでも参考になり、新たなビジネスの可能性を引き出していただければ幸いです。

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人は何をしても批判される生き物

世に知られている著名な経営者は、「一定成長した企業をいっそう飛躍させる」わけですから、本当に凄い!!

が、しかし、ネットで有名な社長を検索すると、だいたいボロカスに叩かれています(苦笑)

でも経営って難しい。本当に難しい。
❶企業を立ち上げる
❷企業規模を維持する
❸一定成長した企業をいっそう飛躍させる
❶ー❸は全て違う能力が必要。
私の場合、❶「企業を立ち上げる」❷「企業規模を維持する」は経験済み。
が、しかし、❸「一定成長した企業をいっそう飛躍させる」は未経験の領域。
 
「一定成長した企業をいっそう飛躍させる」ためには、
❶消費者の求めているコトを理解する
❷消費者が発見していない新たなコト(価値観)を生み出す
❸倒れない企業にする
❹時代の変化に柔軟に対応する
❶ー❹が最低限求められるわけですが、マジで激ムズすぎる(苦笑)
 
「企業を立ち上げる」「企業規模を維持する」だけでも、信じられないくらい多大な労力と時間がかかるため、1冊の本ができそうです。
「一定成長した企業をいっそう飛躍させる」となると、その膨大で複雑なプロセスを全て解き明かそうとすれば、10冊の本ができそうです。
 
が、しかし、冒頭でも述べたとおり、ネットで有名な社長を検索すると、だいたいボロカスに叩かれています(苦笑)他人の批判をする暇があるのは、己の人生に満足していない証拠。
世間から批判される社長の多くは、「一定成長した企業をいっそう飛躍させる」ために必死にやっている人たちであり、めちゃくちゃ努力しているはず。
経営者として責任を一手に担い、次々と訪れる判断局面の最終決定を下す経営者。常にプレッシャーにさらされ、同じ立場の人間も社内にはおらず、孤独を感じている人も多い。
冷静に考えれば、批判を受けることは、非凡な成果をあげる人間の運命ではありますが、それにしても日本人は叩きすぎ。異常すぎる。
数ある情報発信の中から指名して批判するということは、それだけ影響力を持つことができている証拠なんでしょうけど.....。
 
私でも(有名な社長とは比較にならないほど小さな会社)批判を受けることはあります。
中国上海で起業した個人事業主の13年目ということもあり、賞賛と同じくらい、嫉妬と妬みがある。
世の中(特に日本人)には、「多数派を肯定する人」「変化を拒む人」「他人の成功を妬む人」が多い。
そのような人からすると「他人と違うことをする人」「集団から抜け出し成功を求めて行動する人」を見るのが嫌だから、とりあえず批判しがち。
 
批判が正しい場合、誰に言われようが受け入れます。
ダメなのは、「批判者は何の挑戦もせず人を叩いているだけの人間」と決めつけ、「自分は常に挑戦している」と自己を正当化する行為。
批判が間違っている場合、とりあえず無視するか喧嘩します。
ダメなのは、ムキになって雑魚キャラ相手に本気を出す行為。
 
なるべく批判はスルーしますが、それでも良い気分はしません。
となると、ネットでボロカスに叩かれている有名な社長たちの心情は計り知れません。
世に知られている著名な経営者は、「一定成長した企業をいっそう飛躍させる」わけですから、本当に凄い!!賞賛に値する!!
主体的に生きると、批判を受ける人生になるため、その対価としてお金持ちにならないと、やってられません(笑)
もっとも有名で人気のある経営者でさえ、日々、誹謗中傷と賛美の嵐なんでしょうね。
経営者って難しい。考えると凄く難しい。
 
個人の自由かもしれませんが、ネットで批判をするにしても、適度に意識すべき。
ネットで批判したとこころで、貴方の人生は何も変わりません!!
人生は全て次の二つから成り立っています。したいけど、できない。できるけど、したくない。
結果がどう出るにせよ、何もしなければ何もなく、虚しい。
挑戦しましょう!!成功は約束されていませんが、成長は必ず約束されています。
行動は必ずしも幸福をもたらさないかも知れないが、 行動のない所に、幸福は、生まれない。
 
人生はシンプルですよ。勇気をもって挑むか、棒にふるか。
有能な者は行動するが、無能な者は講釈ばかりする。
中国上海で起業した個人事業主13年目の挑戦は続く.........

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起業家として、生きるか?死ぬか?

創業、つまり起業は今日においては周知のとおり、一般的な選択肢として根付いています。

さまざまな場面での困難はあれど、貴方の人生において挑戦する価値はある、と思います。
中国でも日本でも、さらには他の海外でも、兎にも角にも何かしらのビジネスチャンスがあるのは自明かと。
 
起業といえば、気分がアガるワクワク感とドキドキ感が魅力的。
起業すると、誰もが物語の主役になれます。これあながち嘘じゃないと思うんです。
自分中心でモノゴトが動き、色んなことが日々入り乱れるんですから、ドラマさながらの展開が期待できちゃうのが起業というもの。
希望でイッパイの「ワクワク」、不安でイッパイの「ドキドキ」、そんなドラマの主役になれます。
 
貴方が起業するなら、「お金は我々にとって母親でもあるが、また、我々の死でもある」ことを理解してください。
逆境に遭遇したとき、心が折れてしまう人がいます(人間は強くない)
起業家であれ会社員であれ、折れない心は仕事がデキる人と評価されます。
でも、お金の問題に直面すると、やっぱり心ってすさみます(経験談
心がすさむと余裕がなくなり、本来の自分ではなくなってしまいます。
起業家の心が折れる原因の9割はお金でして、心の余裕を持つ方法はお金を稼ぐこと!
お金が人間の心に大きな影響を与え、余裕という栄養を与えてくれます。
 
お金がないと、性格が悪くなり、考えも狭く小さくなりがち。
お金があると、性格が良くなり、考えも広く大きくなりがち。
お金が何よりも卑しく、しかも厭わしいのは、それが人間に才能まで与えるからです。
お金は取るに足らぬ人物を第一級の地位に導いてくれる唯一の道。
金銭は無慈悲な主人だが、有益な召使いにもなる。
 
尊厳を保つためには、お金は必ずしも必要ではありません。
が、しかし、起業するのであれば、心の余裕(ゆとり)を手に入れるために、お金に目を背向けるべきではありません。
「貧困は恥ではない」というのは、すべての人間が口にしながら、 誰一人、心では納得していない諺。
想像してみてください........収入と心の余裕ができたら、イエスマンになる必要はないし、ヘコヘコペコペコする必要もないですよね?
断る勇気が持てますし、ムカついたらビジネスで正々堂々と喧嘩できます(笑)
加えて、ミスをミスとして潔く認め、すぐに対処方法を考えることができます。
余裕があるからこそ、完璧を求めず、理想をベースにモノゴトをはかれます。
 
貴方が起業するなら、モノゴトを冷静に客観的に見る、というよりは、自分自身を冷静に客観的に見ましょう。
起業家は「勝てば官軍」。
起業家は勝たなければならない。勝つことによって、周りにいろいろな主張が言えるようになります。
実績を上げられない起業家が何を言っても、負け犬の遠吠えとしか世間は見てくれません。
ビジネスとは儲けること。儲かるからこそ面白い。
どんなに綺麗事を言おうと、儲からなくては商売をする理由がない。売れないとか、景気が悪いからと言って嘆く人は、起業する資格すらありません。
 
「独立起業で失敗したらお金がなくなる」といったお金の不安があるのは当然なのですが、自分自身に負けないために、その不安を少しでも減らすのが得策かと。
不安を減らす方法は超簡単でして、「独立起業で失敗した場合、いつお金がなくなるのか?」を目に見える形でハッキリクッキリさせます。
「収入がなくても、やり続ける事ができるお金」を把握しましょう。
お金がいつなくなるのか?起業家生活を続けられる猶予はいつまであるのか?などなどタイムリミットを知ると行動も変わります。
最悪なのは、気がついたら、お金が底をついちゃったパターン(泣)
ビジネスにおいて間違いを犯しても、深刻なものであっても、やり直す機会は必ずあります。失敗とは転ぶことではなく、そのまま起きあがらないことですが、起き上がる金が手元にないと現実は厳しい。
起業するには、勇気と、希望と、いくらかのお金が大事!!!
 
自分自身を冷静に客観的に見る、という行為は簡単なようで難しい、と思います。
人は、全然予定通りに進んでいないのに、何とかなる、といった希望的観測を抱きがち。
その時に役立つのが、タイムリミットでして、猶予期間を知っていると、行動を変えないと話にならない、と一瞬で認識できます。
 
ということで、貴方のお金は大丈夫ですか?起業家生活を続けるうえでキモとなります。起業時や起業後はお金の問題が山積み。
お金だけが人生ではありませんが、お金が無い人生もまた人生とは言えません。
十分な金が無ければ、人生の可能性のうち半分は締め出されてしまいます。
起業にはコレが絶対!という公式はありませんが、私の経験が少しでも参考になり、新たなビジネスの可能性を引き出していただければ幸いです。

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上海内装の達人

物事の価値観が多様化した今日、「内装」の基準は千差万別に。

ある人にとっての理想の空間は〇〇、ある人にとっては空間は〇〇だったり。
なのですが、上海で内装をする際に王座を譲らない条件は幾つかあります。
「お金で安心を買う」とか、「お金で時間を買う」とか、とにかく「安心」「安全」「楽チン」を求めます。
 
内装工事ってやつは、何かと煩わしい作業が盛りだくさん。
いちいち気にしていると時間がいくらあっても足りませんから、「お金で安心と時間を買う」のです。
でも、コレって、結局のところ、担当者の力量が全て。
仕事は、決められた時間内でどれだけ量をこなすのかということが大切なので、無駄な時間を過ごしていると様々な問題が生じます。
 
何故にこの話を持ち出したかというと、日系企業の担当者(駐在員)のレベルは昔も今も同じくらいでしょうが、ローカル企業の担当者のレベルが飛躍的に向上しています。
日系企業に仕事を依頼することもあるのですが、ただ値段が高いだけで、ローカル企業と能力面で差がない、と感じる場面が増えました。
中国ビジネスで求めているスキルと、実際に駐在員が持っているスキルが大きく乖離している事が浮き彫りになっています。
 
日本メーカーの商品は素晴らしいですが、担当者の仕事ぶりがクソだと、間違いなく商品価値は下落します。
結果、物は良いけれど対応が悪ければ、他のメーカーに切り替えます。
中国内装は煩わしい作業の連続ですから、いち担当者の尻拭いをしたくありません。
 
内装はサラダに似ています。
野菜を単品で購入して終わりではありません。
複数の野菜を上手に組み合わして(味だけでなく色彩も重要)、盛り付けして、隠し味のスパイスを加えてこそ、プロが手がけた「お金を払う価値があるサラダ」が完成します。
内装は表現が多彩であるがゆえに、選びや盛り付けも担当者のセンスと見せどころ。
いやぁ、実にやること多い。
 
私は、中国上海で起業した個人事業主の13年目ですが、未だに「勝手が違う」ことに戸惑いイライラする。任期の短い日本人駐在員は圧倒的に不利かと。
一般的な日本企業となると、3年から5年経つと、日本への帰任命令があります。
現地社員との間に信頼関係が生まれ、いろんなコツが掴めるようになり、いろんな人脈が構築できた頃にバイバイキン(苦笑)
 
賛否両論、一長一短あるでしょうが、駐在員の任期は10年くらい必要ではないでしょうか?
これが難しいとなると、時間的な制約があり、任期中に解決できるレベルの話ではないため、かなりの部分を現地社員に丸投げすることになります。
「現地化」と「人任せ(丸投げ)」を混同してはダメ!絶対!!
 
何はともあれ、上海内装に必要なのは、形だけの営業ではなく実績(実力)です!ということは、もう中国人富裕層の皆さんの周知の事実。
オフィス内装にしろ店舗内装にしろ中途半端なデザインと微妙なサービスの割には、コストパフォーマンスがイマイチな日系内装会社はちと時代錯誤!
上海内装において、中国人富裕層が求めている解は、「日系内装会社とローカル内装会社のメリットを享受できる内装」。
で、なければ、わざわざ日本人に仕事を依頼しませんよね?
 
冒頭で申し上げたとおり、中国人富裕層が内装を検討する際には、「お金で安心を買う」とか、「お金で時間を買う」とか、とにかく「安心」「安全」「楽チン」を求めます。
 
自画自賛するのもなんですが、上海内装を語るうえでどうしてもハズせない内装会社をひとつ、といわれれば、やっぱりウチじゃないかと思うんです。
蓄積した最新かつ莫大なノウハウを自社のスキルとして反映し、常に進化し続けてきたからこそ、上海を中心にその人気は俄然陰り知らず。
と、まぁ、少々自慢ぽくなりましたが、これ結構マジな話(笑)
業界問わず、人材の良し悪しが如実に表れる中国上海ビジネスゆえに人材のクオリティの高さは絶対条件!
一概には言えないのですが、中国ビジネスに求められる頭脳は、「よく詰まった頭脳」より「よく働く頭脳」かと。
求められているのは、「官僚型」より「企業家型」の人物なのは言わずもがなです。
中国上海ビジネスにはコレが絶対!という公式はありませんが、私の経験が少しでも参考になり、新たなビジネスの可能性を引き出していただければ幸いです。

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上海で起業する日本人たち

近頃の上海では、日本人起業ブームが再燃中で、自分のビジネスを楽しむイケてる大人の姿があります。

その勢いたるやハンパなく、とても楽しそう。
その上海起業ブームで注意すべきなのは、人との出会いでして、同じような価値観を背景にもつ起業家(創業社長)と接点を持つことをオススメします。
「中国上海起業成功」を目指すなら、現時点で「中国上海起業成功」している日本人起業家に相談した方が俄然リアリティある「中国ビジネス」を知ることができるということは自明の理ですよね。
 
中国上海といえばアジアで最も勢いのあるビジネス都市。
ものすごく競争が激しいですが、上海が引き出す貴方のビジネスの魅力♡は大ありです。起業家の♡を射止めるビジネスチャンスがいっぱい。
 
で、本題。
「中国上海起業成功」を目指すなら、現時点で「中国上海起業成功」している日本人起業家と是非交流してください。
「オーナー社長のノリ」「起業家のノリ」「創業社長のノリ」って結構大事。
なんだかんだ我々はフットワークが軽い(笑)
社長は孤独ですし......似たようなレイヤーの起業家同士は波長が合うため、自然と仲間意識が生まれます。
 
で、注意すべきは、「実体のある日本人起業家」か「実体のない日本人起業家」か見定めること。
起業家もピンからキリまでいるので、「どんな仕事をしていますか?」だけでなく「どんな場所で働いていますか?」を必ずチェックしましょう。
残念ながら、「日本人が日本人を騙す」ことも有り得るため、話の内容だけで判断せずに、自分の目で見てください。
どんな感じかと想像してみると…….例えば「上海で成功している日本人起業家」となると、それ相応の場所(オフィス)がないとオカシイですよね?
なんかスゴそに見える(で、実際スゴくない)けど、働いている場所を観察すると、「オフィスがない」「オフィスがしょぼい」「レンタルオフィス」といったことも有り得ます。
いまや仕事のやり方は技術革新や働き方改革により、日進月歩で進化を遂げています。多様化する一方でその人の実態がむしろ分かりにくくなっているのも事実。
 
日本でのビジネス経験豊富なコロガシ上手な社長でも、勝手の違う中国ビジネスのアレコレには苦労すると思います。
加えて、仕事、会食、デート…....。日々忙しい社長にとって、時間をどう有効的に使うのかは永遠の課題。
なのにどうして、新しい挑戦をするのか、と問われれば、やっぱり楽しいからですよね?
ところが、そんな♡を踏みにじる下品な輩もいますから、なんだかんだ警戒を怠らないようにしてください。
良くも悪くも、上海には儲かる商売ネタがあるため、実態不明の会社や人が集まりやすい環境なのです。
 

中国上海ビジネスにはコレが絶対!という公式はありませんが、私の経験が少しでも参考になり、新たなビジネスの可能性を引き出していただければ幸いです。

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起業成功の変わらぬコツ、其の三

起業が♡を引き付けるのは、昔も今もどうやら変わらぬ事実のようです。

とはいえ、起業して真っ先に直面する試練。それは不安だと思います。

会社員だと目の前の仕事をしておけば、毎月決まった時に決まった給与が自動的に入ってきますが、起業家は違いますからね。

ザックリ言うと、会社員は「先が見える安心」あり、起業家は「先が見えない不安」がある。
となると、起業家として生きていくには、たとえどんなことがあっても収入を作る必要があります。
ここで注意すべきことは、「会社の中で仕事ができる」と「起業家として仕事ができる」は、全くの別モノということ。
 
起業家を評価する場合、お金を稼ぐ能力まで含めて「仕事ができる」と判断します。
会社員を評価する場合、他の人間が創った(あるいは獲ってきた)仕事を処理する力で「仕事ができる」と判断します。
会社員は、1→100にする仕事であり与えられた枠組みで処理をする人。
一般的には、決められることが少ない→リスクが少ない→収入も低い
起業家は、0→1をつくる仕事であり枠組みを作って運営する人。
一般的には、決められることが多い→リスクが多い→収入も高い
周りの人間がつくったビジネスのルールのなかで仕事をするのが会社員であり、ビジネスのルール自体をつくりだすのが起業家である。

どちらが良い悪いの話ではなく、どちらにも魅力があり不便がある。

 
小難しい話はさておき、起業すると、新しいことを始めるワクワク感で胸いっぱいになりますが、ソコソコお金がかかります。
そのため、手段にこだわりすぎて、目標達成が遠ざかる事態は避けるべき。
調べてばかりで行動していない人はダメ!頑張っているけど結果を出せない人はダメ!
いろいろと調べたところで、行動しなければ、一円にもなりません。
リスクをなるべく減らして失敗しないために、成功事例や失敗事例を必死に調べる方が多いのですが、大事なのは「行動」+「行動に伴う成果」のみ。
「起業する」ことが目的ではなく、「起業して安定した経営をする」ことが目的ですから、「起業してみたけれどお金を稼ぐまで至らない」といった状態がなるべく短期間で済むように、目標を決めたら手段にはこだわらずスピード重視で動くべき!
 
何十年も起業家生活を続けられる人は、目標達成のやり方を知っており、具体的に稼ぎ続ける方法をヤンワリ分かっています。
その反面、うまくいかない人は、具体的にお金を増やす方法を知りません。
でもコレって、なんら難しい話ではなく、ちょっとしたコツでなんとかなります。
起業を確実に成功させるコツや注意点なんて存在しないのですが、逆に知らない(やらない)と9割以上の確率で失敗することは幾つもあります。
 
で、本題。昔も今も変わらない起業成功のコツをお伝えします。
 
中国上海で起業した個人事業主13年目のコツ❶
「仕事(行動)の速い起業家」と「仕事(行動)の遅い起業家」では、年収に大きな差が出ます。
行動が早いと、周囲からの信頼度が高まるだけでなく、収入が増えます。
個人事業主の場合、「仕事が早い=受けられる仕事の量が増える」わけですから、収入は目に見えて増加します。
手っ取り早く収入を増やす方法は、早く仕事をすること。
ゴールが同じであれば、手段は何でもいいわけでして、重視すべきは手段より目標。
手段にこだわって停滞するくらいなら、さっさと行動すべき。
目標を決めて、最短ルートで完了する方法を選ぶ、だけ。
行動が遅いと何一ついいことがありません。自分で自分の首を絞める愚行の極み。
 
 
私の経験上、メールのレスポンスが遅い人は、起業家として生き残らない可能性大!!
仕事が速い人に共通するポイントは、メールのレスポンスの早さ。
仕事が遅い人に共通するポイントは、メールのレスポンスの遅さ。
メールの返信が遅い人と仕事をすると、この人は大丈夫だろうか....と不安になりますよね?
となると ↓ のような対策を打たれがちなので、余計大変になる(苦笑)
1)どうせメールの返信に時間がかかる人だから早めに連絡する
2)内容を理解しているか不安だからメールの回数を増やす
3)不安だから締め切りを意図的に短くする
4)関わるのが面倒だから、仕事はこれっきりにする
ということで、メールのレスポンスを早くしましょう!たかがメールされどメール。
 
中国上海で起業した個人事業主13年目のコツ❷
「仕事が早い人は持ち物が少なく」「仕事が遅い人は持ち物が多い」気がする(笑)
ちょい屁理屈っぽいのですが、「荷物が少ない=今の自分に必要な物を選別している」ため、仕事の優先順位や取捨選択ができてそう。
優先順位や取捨選択と言えば聞こえが良いのですが、「仕事が速い人ほど手を抜き」「仕事が遅い人ほど全力投球」します。
その仕事の重要度や必要とされている質がわかれば、「サクッとやる仕事」と「力を入れる仕事」の選別ができます。
取捨選択せずに常に全力投球すると、めちゃくちゃ時間がかかるだけでなく、めちゃくちゃ疲れます。人間の体力には限界があり、途中で頓挫したら全てが水の泡。
で、たくさん荷物を持っていると行動が遅れますし、重い荷物を持っているだけで体力的に不利になります。
荷物を減らすだけで仕事が速くできるわけではないのですが、少なからず影響があると思います。
ということで、できるだけ身軽になりましょう!
 
中国上海で起業した個人事業主13年目のコツ❸
「成功する起業家」と「失敗する起業家」では、物の選び方(お金の使い方)が違います。
成功する起業家に共通しているのは、気持ち良いお金の使い方をします。
私の場合は、あえて購入することで、仕事へのやる気を引き出します。
やる気がある時とやる気がない時、驚くほど仕事の速度が変わります。私は10倍以上の差がつきます。
好きなものに囲まれていたら、やる気が満ち溢れてきますよね?
新しいお気に入りのパソコンを購入すれば、パソコンを開く回数が増えますよね?
お気に入りの洋服を購入すれば、いつも以上に人と会いたくなりますよね?
自分が思い描いていたモノを手に入れると、ウキウキするため、そこに対しては惜しみなくお金を使います。
気持ち良く仕事ができる環境が大事でして、これは無駄遣いではなく必要経費という認識。
やる気が出れば、仕事の速度はもちろん上がりますし、気分が良いから自然と効率が上がります。
私の経験上、プラスになることには、積極的にお金を使っていく方が最終的には絶対に得します!しょーもない自己啓発より間違いなく効果テキメン。
目先の小さなお金を節約したところで、自分のためになりませんからね。
ということで、ケチケチしないで必要なことにはお金を使いましょう!
 
❶-❸をご拝読いただければお分かりでしょうが、なんら目新しい話ではありません。むしろ誰でもやれる単純な内容ばかり。
が、しかし、こんなことで収入って変わるんですよ。
ノウハウでもなんでもないんですが、ほんの少し習慣を変えるだけで、いろんなチャンスが広がります。
どうせやるなら、難しく考えすぎずに、やったほうが絶対に得!!
 
あ、そうそう。
起業は選ばれた人がやるもので勇気がいる、と考える人が大多数ですが、それは誤解です。
変な誤解があるせいで、やる気と実力があっても、雇われの身のままでいることを選択している人は少なくないのですが、起業は特別なことではありません。
ご周知のとおり、高付加価値を生み出す人材であれば、企業に勤めていても、起業家のように働いています。
だいたいにおいて、できないのは難しく考えすぎているから。わざわざ難しく考える必要はありません。
 
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みんなで不幸になろうキャンペーン

日本人ってなんでこんなに足の引っ張り合いをする人種なのかなとフシギに思う事はありませんか?

健全な社内競争は、お互いに切磋琢磨できるため、企業の業績にも好影響を与えます。

が、一方で、行きすぎた社内競争や間違った社内競争は、会社組織の崩壊へと繋がります。
 
「行きすぎた社内競争や間違った社内競争」によって、日本人同士の壮絶な足の引っ張り合が日々行われ、ウチより資本力のある競合他社が勝手に自滅することもある(笑)
絶対にやめたほうが良い日本の悪しきビジネス習慣です。
 
競合他社が自滅する流れは、私からすると悪い話ではないのですが、同じ日本人としては残念。
いずれにせよ中国ビジネスで苦戦する日本企業の実態は、外部要因ではなく、内部要因ではないでしょうか?
一例をあげると、「社内競争(日本人駐在員同士)や「日本本社と海外支社の啀み合い」が起因となり弱体化する。
どーでもいい「社内競争(日本人駐在員同士)」や「本社と海外支社の啀み合い」を失くして、やるべきことに集中できないんでしょうか?
そうすれば、今よりもマシになると思うんですけどね。
 
足の引っ張り合いが起きる理由は単純明快でして、相対的に良い評価を受けたい、だけ。
要するに、自分が頑張って評価を上げたいのではなく、他人の評価が下がり、自分が上の位置に行く、といった手法。
「自分の実力に自信がある人」や「組織として勝つことが大事だと理解している人」は、このような争いには参加しないでしょうが、世の中には「健全な社内競争」と「行きすぎた社内競争や間違った社内競争」の違いを知らない人がソコソコいます。
人が集まれば、意見や考え方の違いがあるのは当たり前ですが、いつまでそんなことをやってるんでしょうね(苦笑)
少し話が逸れますが、「妬みや嫉妬」を避けたいのなら、嫉妬しないタイプの人間と付き合うか、圧倒時に成功するしかありません。ある程度の成功を得ると、人は「妬みや嫉妬」から解放されます。
 
中国ビジネスって、なんだかんだ孤独です。
とりわけ駐在員が本社と現地の板挟みに悩まされます。日本本社と海外支社との間には、ソコソコ壁があり、チョイチョイ冷たい雨が降る。
だからこそ余計に、「健全な社内競争」をして「チーム(会社)が勝つ」ことに注力すべきですが、社内の日本人同士でさえ「みんなで不幸になろうキャンペーン」をやっちゃう(苦笑)
 
それぞれの会社にある出世ルールに従って、公平な競争をするのは全然ありですが、会社の利益にならない足の引っ張り合いはダメ!
仮に、その争いに勝利したところで、たかが知れてる。年収が百万円くらい上がれば御の字?バカバカしい。
社内評価なんてどーでもいい(企業の倒産や業績の大幅な悪化によるリストラは珍しくない)それよりも社外評価を気にする時代ですからね。
 
何はともあれ、どうも日本人はみんなで幸せになれそうな場面でも、人の足を引っ張ってみんなで不幸になろうとしがち。どんだけドMやねん(笑)
みんなが不幸になったら、不幸が普通になり、不幸の概念がなくなるから、「みんなで不幸になろうキャンペーン」が人気なんでしょうが、本当にバカバカ。
いや、ほんと、みんなで幸せになろうよ(笑)「みんなで不幸になろうキャンペーン」からは抜けたほうが得ですよ。
 

ビジネスにコレが絶対!という公式はありませんが、私の経験が少しでも参考になり、新たなビジネスの可能性を引き出していただければ幸いです。 

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24歳で独立起業した社長の本音と野望

生き残る起業家に共通しているのは「起業家精神」のみでして、誰1人として同じような働き方をしていません。

「従来型の雇われ仕事の終焉が到来し、起業家的な働き方が求められる」な〜んて言われて久しいのですが、「起業家的な働き方」を一括りになんかできません。

なんだよ「起業家的な働き方」って......フワフワしていて意味不明すぎる(苦笑)

 

起業家である私の働き方を簡単にお伝えします。

平日11時〜19時までランチなどの休息を挟まず仕事をしています。(お腹がすいて我慢できない日とランチミーティングは除く)
休日のどちらか一日のうち大凡5時間を「1週間の振り返り」にあて、週3〜4回ほど誰かと「食事」に行きます。
振り返りの目的は、❶既存事業の作業効率の改善❷思いつきの具体化。
食事の目的は、❶打ち合わせ❷仕事の情報交換❸新たな出会い❹完全なプライベート
 
仕事がない時は出勤しません。仕事量が少ない時は数時間働いたら休みます。
仕事がある時は休日祝日関係なく働きます。仕事量が多い時は何時間でも残業します。
私は「どれだけ仕事を効率的に行うか=少ない労力と時間で成果を上げる」仕事の仕方を好みます。
すぐ終わるような仕事でも、わざわざソレを複雑にしたり、余分な事を追加するような仕事の仕方は会社の利益にならないから大嫌い。
「どれだけ仕事を効率的に行うか」が大事であって、「勤務時間をどれだけ仕事することに使うか」といった無駄なことはしません。
 
起業家として5年以上メシを食えている方は、その人なりの「起業家的な働き方」があるはずです。
されど、私の「起業家的な働き方」と他人の「起業家的な働き方」は違いますから、「起業家的な働き方は〇〇」と一括りにすることはできません。
 
世間一般的には「会社を私物化してはいけない」というのが定説でしょうが、私は「会社を私物化したい」です(笑)
上海在住日本人起業家のなかには「会社を大きくしたい」「社会貢献したい」といった素晴らしい考えの持ち主もいますが、私はそんなことよりも「会社を私物化して好きなことをやりたい」のです。
同じ起業家であっても、目指す方向性が違うわけですから、「起業家的な働き方」も異なって然るべき。
私の「起業した理由」や「採用基準」は、下記リンクに掲載しているため、おヒマな時にご覧くださいませ。
自慢げに話す内容ではないのですが、会社の私物化は今に始まった話ではありません。
数年前、占い師に「〇〇路にオフィス移転したら運気が上がる」と言われ、「ほなオフィス移転しよ」的なノリで決めました(笑)
で、どうせなら〇〇したい!という欲望を全て叶えました。
❶自由にタバコが吸える環境がいい
❷ジジ(犬)とテト(猫)と離れる時間を減らしたいから動物OKな環境がいい
❸ジジ(犬)とテト(猫)が楽しめる環境がいい
❹疲れた時にシャワーが浴びれて寝れる環境がいい
上海市内中心部で徒歩数分以内にイイ感じの店がある環境がいい
❻自由に内装工事ができる環境がいい
と、まぁ、❶から❻の理由にしろ、どう考えても普通の会社ではなく、社長が会社を私物化していますよね?
社長が会社を私物化した賜物は、下記リンクに掲載しているため、おヒマな時にご覧くださいませ。

shanghaispacedesign.hatenablog.com

shanghaispacedesign.hatenablog.comウチのような会社規模だと、スタッフの不平不満の9割は社長である私が原因になるため、もう二度と会社組織を大きくしたくありません。

スタッフの数が増えれば、その数だけの責任が増え、その数だけの要求や遣り甲斐に応える必要があります。
となると、スタッフの顔色を伺いながら…..といった経営判断をすることが増え、時と場合と節度をわきまえる場面が増えました。一時期、こんなカンジの経営環境でした。
 
一昔前、良い社長になろう!と努力しました。フツウの会社フツウの社長になろうと。
「起業家」ではなく「企業家」になろうと努力したのですが、やることなすことうまくいきませんでした。
良かれと思ってしたことが裏目に出る。自分自身は楽しくない。スタッフは離れる。業績は下がる。
そんなこんなの切ない経験から、私がやりたいことをやるようになりました。
利益は超大事ですが、利益だけを求める仕事はツマラナイ。多少のリスクを背負ってもワクワクする仕事を優先的にやりたい。
私は、大きな会社の社長になりたいわけではなく、聖人君子になりたいわけでもない。
ゆえに、私の経営する「内装」と「コンサル」の会社は、今まで以上に私物化します!
できることなら半永久的に会社を私物化し続けたいから、上場なんて興味はなく(一般投資家に迷惑をかけたくない)会社組織を大きくしたくありません。
 
私は弱い人間なので、「自分が自然体で居られる場所(お山の対象でOK)」と「自分が王様で居られる場所(裸の王様でOK)」がないと、自分の存在価値が何なのか分からなくなるのです。
とはいえ、それだけだと満足感がなく虚しいので、他の起業家に投資することで新たな挑戦をしています。
 
何はともあれ、生き残る起業家に共通しているのは「起業家精神」のみでして、誰1人として同じような働き方をしていません。

「従来型の雇われ仕事の終焉が到来し、起業家的な働き方が求められる」な〜んて言われて久しいのですが、本当にど〜でもいいと思います。

正解のない時代(常に変わりゆく答えのない時代)ですから、貴方が「やりたいことをやればいい」わけですよ。

私は、正しかろうが間違っていようが、自分らしく生きます。

安易に服従してしまう臆病者よりずっと立派だと思っています。
不特定多数の人に好かれるより、誰かにとっての、どうしようもなく必要な人でありたい。
中国上海で起業した個人事業主13年目の挑戦は続く.......

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LUIGI BORRELLI(ルイジ・ボレッリ)のダウンジレ http://www.luigiborrelli.com/
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猪が如く

胸が高鳴る2019年・中国ビジネスの到来!!

これはもう、一年に一回は必ず迎えるシーズンではありますが、毎度のことながら私はワクワクします。
新しい出会いはもちろん、新たなビジネスを楽しむのも、この季節ならでは。
上海で起業して13年目ですが、やっぱりビジネスは楽しんでナンボです。

そういう気持ちが人一倍強い私ですが、新年早々やらかしてしまいました!!


好きな事って、やればやるほど好きになりますよね。
好きな人って、会えば会うほど好きになりますよね。
芯のある人が♡を引きつけるのは、昔も今も変わらぬ普遍的な要素ですが、ここで重要なのは、ちゃんと立場をわきまえること。

私のせいで、周りの方々に迷惑をかけてしまい、なおかつ自業自得ですが自分の評価を下げました、という話です。

今年の干支は亥ということもあり「猪が如く」猪突猛進してしまいました。

いや、ほんと、後悔先に立たず。

 

私は「時代の空気に敏感」な部分と「時代の空気を無視する」部分が極端です。
経営者として戦略を考える上では、時代の空気に敏感でなくてはなりません。
起業家として生きる上では、時代の空気を無視して、自分は自分という心構えも必要です。
どちらも大事ですが、自分の演出は時と場合によって、その見せ方を変えるべきなのですが、自己満足にすぎない言動を選択してしまいました。

加えて、とても「常識」的な部分と「非常識」的な部分も極端です。

それ自体は個性として好意的に受け止められることもあるため、一概に間違っているとは言えないのですが、私自身の品格と配慮が欠如していました。
何にせよ、いい大人が何やってんだ、と猛烈に反省して、自分で自分を戒めました。

 

❶昨日の戒め
自ら10時間の禁酒と禁煙の誓いを立て、起床してから夜の会食まで、酒と煙草を断ちました。
たった10時間の禁酒と禁煙ってどうなの?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、起業してから今まで一度も自分の行動を制限したことがありません。
公共のルールは遵守しますが、自由に選択できる場面で己の行動を自由意志に背いてまで制限したことがありませんでした。

 

❷本日の戒め
午前4時から午前8時まで、近くの寺で座禅を組みました。
昨今、上海では精神修行が人気。メンタルおよび品格を鍛えるが主な目的らしい。

せっかくの機会というと語弊がありますが、反省する機会がないと参加することもなさそうなので、今回初めて修行してきました。
先に結論を言うと、想像していた雰囲気とは似ても似つかぬ内容でしたが、いい経験になりました。
暖房がガンガン効いているため暖かい。足が痛くならないようにクッションが敷き詰められいる。喉が渇いたり睡魔に襲われないように飲み物がある。喫煙者がイライラしないように喫煙スペースがある。

精神修行したいけどカラダが疲れては仕事に支障をきたすからダメとか、とにかく我々の願望は現実と相反するものばかり。
となると、参加したいけど参加できない人が沢山いるため、〇〇しない精神修行ができます的なウマイ内容になっていました。
端的に言うと、厳しい修行とは異なり、参加者同士で自由に話すことができる、超ゆるい精神修行の場でした。
そんなラクして修行になるの?なんてツッコミが聞こえてきそうですが......。

 

「❶昨日の戒め❷本日の戒め」をご拝読いただければお分かりだと思いますが、ある意味デタラメな修行ではありますが、なんだか心が清らかになった気がします。

良い意味で「猪が如く」動けば、活路が開けることもあるはずですから、それはそれで絶対にあり。

悪い意味で「猪が如く」動けば、壁に衝突して後悔したり、道を曲がりきれなくて信用が谷に落ちます。

 

詰まるところ、「もののけ姫」に出てくるボス猪である「乙事主(おっことぬし)」にならないように気をつけましょう、という話。

知性ある猪の王でしたが、我を忘れて理性を失い、「祟り神」になってしまいました。

今年の干支は亥ですから、誰もが「祟り神」になる可能性があるわけですよ。

事実、私は、自己満足にすぎない言動を選択してしまい、「祟り神」化しました。

煮るなり焼くなり好きにしてくれ!という気持ちに嘘偽りはないのですが、どうせなら焼いてほしい。血抜きなどの下処理がキチンとされた猪肉は、豚肉よりも味が濃厚で脂っこくありませんので、焼きが絶品!!

猪肉の調理法はさておき、もう二度と同じ過ちは繰り返さない!と固く誓いました。

中国上海で起業した個人事業主の13年目の反省と挑戦は続く………

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起業にまつわる勘違い

貴方は会社の看板なしで勝負できますか?

会社の看板が外れた時の貴方は、どれほどの価値があるのでしょうか?

 

会社員の場合、収入が増えない、給与が上がらない、といった限界を感じることがあります。

起業家の場合、事業が伸びた分だけ収入につながるため、大きな経済的リターンを得れる可能性があります。

そんなこんなの理由から、起業したい!!と真剣に考えている人もいるでしょうが、会社員が起業するということは、これまでの安定した「収入」と「労働環境」を手放すことを意味します。

 

起業するかどうか、納得のいく決断をするためには、とにもかくにもメリットとデメリットを客観的に判断してください。その結果、起業することが割に合う、と思うのであれば、自己責任だからやりたい人はやればいい。

 

貴方は「自分ブランド」で勝負できますか?

自分は他とは違う!と思われているかもしれませんが、会社の看板がないと、自分では何もできない人は少なくありませんよ。

私は中国上海で起業した個人事業主の13年目ということもあり、雇用される以外でお金を稼ぐ力(自分の身は自分で守る力)がソコソコ強いです。だからこそ声を大にして伝えたい!勘違いした結果、起業して破綻する人が多すぎる!起業して成功する人は少なく、会社員時代より稼げない人が大半です。ほとんどの人が失敗に終わります。起業前より給与や生活レベルが下がるだけでなく、資金が底をつき再就職の道を選びます。

 

起業するなら、会社員時代の栄光や価値観など通用しませんから、さっさと捨ててください。

会社員は、オリからは出られないけど、何もせずともエサが与えられ生存は保障されている「動物園の動物」。

起業家は、自由ではあるけど、自らがエサを探し求めて動き回らなければ、明日生きられるかどうかも分からない「野生の動物」。

動物園にいる限り、他の動物から襲われませんし、何かあっても周りが気にかけてくれます。自由が少ない代わりに、確実に守られています。対して、野生の動物は、常に危険と隣り合わせであり、生存できるかできないかのギリギリのところに身を置かなければなりません。

会社員は企業というブランドに守られていますが、起業した初期段階は特にそのような後ろ盾はありません。信用も信頼も全くない状態からスタートすることが多いはず。会社と個人のチカラを混同したらダメ!

会社を辞めて自分で独立するということは、これまでの仕事の拠り所にしてきた会社という看板を失うことです。この「看板力」を軽く見てはいけません。

とりわけ大企業の看板力はブランドですから、仮に貴方のことが嫌いでも(心の中では無能だと思っていても)、貴方の会社と付き合えば「〇〇あるかも」といった魔法が効いています。

「取引しておくと何だかイイことがありそう」「敵に回したら何だか損しそう」といった魔法が効いているから、貴方自身に価値がなくとも、貴方の背後にある会社に敬意を払うのです。この魔法は、クライアントだけでなく、銀行や大家など、全ての取引先にプラスの影響を与えます。

大企業に勤めていた人が、退職して会社の看板がなくなった途端に誰からも相手にされなくなった、といった類の話を耳にしたことがあると思います。

残念ながら、会社の看板は借り物でしかなく、貴方自身ではありません。

そういう私も会社員時代は大企業に守られていたので、虎の威を借る狐でした(笑)

何もできない新入社員でしたが、〇〇会社と言えば簡単にアポが取れました。

対して、起業した頃は、知名度も信用も信頼もない会社ですから、アポを取るのに苦労しました。知名度のない社名を名乗ったところで、相手からすると.......ですから(笑)

私の経験上、「看板力がある時」と「看板力がない時」では、相手の反応は違います。

 

〇〇会社の〇〇さんは、〇〇会社の看板がなくとも、お金を稼げますか?

誰が、何を言うか、どちらも大切ですが、世間は「何を言うか」よりも「誰が言うか」を重要視します。言葉が意味を持つかどうかは、発信者のブランド次第ですからね。

生半可な経験や体力や知性や人間力や勤勉さでは、起業の世界では生き残れません。

いや、ほんと、運が悪ければ、鬱になり自殺しますからね.......。

 

「世の中は結果が全て」という残酷な事実を知ってください。 

企業生存率(起業の成功率)は残酷でして、1年40%・5年15%・10年6%・20年0.3%。
起業したところで、5年経てば85%の企業が倒産、20年を超えると無に等しい。

起業は簡単!!続けるのことが難しい!!

 

起業するかどうか、納得のいく決断をするためには、とにもかくにもメリットとデメリットを客観的に判断してください。

起業するなら、自分には本当にその覚悟と能力があるのか、いま一度じっくり見定めてください。

ビジネスにコレが絶対!という公式はありませんが、私の経験が少しでも参考になり、新たなビジネスの可能性を引き出していただければ幸いです。 

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常識は偏見のコレクション

あえてこの時期に2018年を振り返ることはない!

なぜ、12月に、わざわざ1年を振り返るのか理解できない。もっと早い段階で振り返り行動を起こした方が有意義では?

イヤな言い方になりますが、一年に一回しかやらない振り返りなんて無意味だと思います。

私はというと、ホボホボ毎日、寝る前に、次のビジネスはどうしようか考えてからじゃないと寝れない。でも、まぁ次その通りにビジネスをやることは、ほとんどないんですけどね(笑)面白そうなビジネスモデルを見聞きしたら、気になって徹夜して調べちゃうこともあります。その人ならではの哲学というか、そのビジネスをどういう方向にもっていくのか、スゴく興味がある。

このように自己を振り返る時間には意味があると思うのですが、一年に一回しかやらない振り返りは非効率だと思います。

 

適度に振り返ることで「古き良きビジネスモデル」と「新しいビジネスモデル」は、割と紙一重だと実感できるようになりました。

何故にこの話を持ち出したかというと、中国上海で起業した個人事業主の13年目を迎えましたが、それこそ昔やったことのあるビジネスモデルが今の時代の本流になっています。「コンサル」と「内装」の会社を経営しており、コンサルの仕事は守秘義務があるため具体的な内容をお伝えできないのですが、昔やっていたビジネスモデルがそのまま今の時代にピタリとはまっている。

詰まるところ、「古き良きビジネスモデル」と「新しいビジネスモデル」に大した差異はない。普遍的なモノを積み重ねていき、自分なりの哲学を組み込んでいくと、そのビジネス自体に独創性が生まれるため、第三者からすると目新しく感じるのでしょうね。

私は兎にも角にもビジネスが大好きなので「これは面白い、こう模倣しよう」と考えることがチョイチョイあり、頻繁に振り返っています。

少し話が逸れますが、模倣というと、悪い印象を受ける方もいらっしゃるでしょうが、世の中に存在する大多数の会社に独創性はありません。人と違うことをして利益を上げている会社は少数派。

世界トップレベルの会社は別にして、一般的なビジネスには然程オリジナリティは必要ありません。そりゃ、誰にも真似できない独創性のあるビジネスは素晴らしいですが、それよりも自分がやっているビジネスに市場が存在しているのか、努力次第で勝利を得られるのか、などなどが大事になってきます。

市場の存在が確定していれば、やることは明確でして、競合他社から顧客を奪う、だけの話。具体的に言うと、基礎の部分は模倣して、ある特定分野は他社競合よりも特化して、顧客を頂戴する、以上。
これらの話は、目新しさゼロのお決まりの陳腐な手法のため、独創性は必要なく、模倣の延長線上の戦い方です。

 

結局のところ何が言いたいのかと申しますと、「人と違うコトをする」という考えに固執する必要はなく、自然体で好きになれるモノやコトを見極めることが大事だと思うんですよね〜。
私のやり方は単純明快でして、やれる範囲(勝算の見込める範囲)の中で一番好きなコトをやっているだけ(笑)凡人的な手法ではありますが、13年間、会社経営(起業家ライフ)できちゃうんです。

人と違うコトをしたい、といった欲求はなく、自分がしたいコトをしたい。ただただ当たり前のことを当たり前にしたい。その私にとっての当たり前が他の誰かと同じであれば、私は人と同じであるコトが悪いとは思いません。

 

そりゃ、ビジネスの基本は人と違うコトをやることだ!という言葉に異論はありません。

が、しかし、常識に囚われるな!常識を疑え!という常識(偏見)に囚われすぎるのは感心しません。

何故やるのか?本当やりたいのか?なるべく振り返ってみてください。きっとイイことがあります。

振り返りとは、過去の実績を評価して、次に繋げるための行為です。一年に一回しか振り返ったらダメという呪縛はなく、一年に一回しか振り返らないのは勿体ない!!!たった一回の振り返りだと改善できることは限定されてしまいます。

上手な振り返りは良い学びを生みますが、下手な振り返りは学びを生まず、時間の無駄にしかなりませんよ。

ビジネスにおける振り返りの目的とは、仕事の結果やその過程を整理し、気づきを得て、具体的に行動を変えること。重要なことは「行動を改善すること」の一点のみ。いくら行動の結果を整理したところで、明日以降の行動が変わらなければ、結果は何も変わらない.....。
 

そんなこんなの理由から、年末に一年に一回しか振り返らない人にロクな奴はいない、と思うわけですよ。こういうタイプに限って、自分は常識に囚われない人間だ!と豪語しているような気がしなくもない(笑)

なにはともあれ、毎日は難しくとも、毎週、毎月、いくらでも振り返る機会はあるはずです。

どうせやるなら早めにやりましょう!!どうせやるなら楽しくやりましょう!!

時間は有限です。時はその使い方によって金にも鉛にもなります。どうせやるなら金にしましょう!!

 

それでは、皆さま、良いお年をお迎えください。

貴方の2019年が素敵な一年になりますように。

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中国内装の話をしよう

冬の内装現場は大変!

ただでさえ寒いのに日が暮れると急に気温が下がったり、現場は空調が効いていないので底冷えしたりします。

私はというと、体力がなくなってきたし、根性もモヤシみたいだし、すぐ腰が痛くなっちゃうし、ちょいと走れば肉離れを起こすし……。
と、グチ先行になりがちってのが全てを物語っていますよね(苦笑)
 
そんな冬こそ、暖かいオフィスに籠ってタバコをふかしながらPCを弄りたいのですが、毎度のことながら内装工事は冬に集中しがち(笑)
冬の現場は、寒い中での過酷な労働条件を強いられるため、相当タフでなければやっていけません。
いや、ほんと、冗談ではなく、冷えると筋肉が硬直して思うように体が動かず仕事に支障をきたすばかりか、事故の原因にもなりかねない。
私はリーダー(デザイナー・現場監督)として施工現場にいるため、作業(肉体労働)をする機会はホボホボないのですが、それでもソコソコ疲れます。
となると、実際に作業をしている工員は、本当に激務で大変!!!
 
内装業界は過酷な労働条件の代表格のため、中国人の若者の多くは、この仕事で稼ぐことを望んでいません。所謂3Kの仕事。
 
何故にこの話を持ち出したかと言うと、目下の悩みが慢性的な工員不足でして、内装会社としては工員を確保しないと仕事になりません。
腕のある(即戦力)工員となると、引く手数多のため、人材の確保がめちゃくちゃ大変!!
 
ウチの会社を例にあげると、デザイナー(アシスタント)の募集は一瞬で人が集まりますが、工員(現場仕事)の募集は長期戦になりがち。
これらの話は、内装業界に限った内容ではなく、中国ビジネスを展開する日本企業の頭痛の種の一つでもあります。
 
現場仕事は、ホワイトカラーとは比べものにならないほど体力的にはキツイため、賃金が労働力に見合わなければ、すぐ他の会社に流れてしまいます。
結果、地方からの出稼労働者の一ヶ月の賃金は上昇しまくりでして、技術が不足している工員でさえも好待遇にせざる得ない。
 
「有名大学卒の上海日系企業に勤務するホワイトカラーの賃金」と「中卒のローカル企業に勤務するブルーカラーの賃金」を比べた場合、おそらく後者の方が高いはず。(一般労働者の日給は350−450元・技術者の日給は450ー550元)
多くの都市で工員(現場仕事)の平均賃金が四年制大学卒の新卒の初任給を上回り、上海に至っては院卒の初任給までも上回っていることもある。
理由は単純でして、市場規模がソコソコあるのに対して、人の数が圧倒的に足りておらず、仕事が長続きしないため、給与を上げざる得ない。
そんなこんなの理由から、目下の悩みが慢性的な工員不足(泣)
 
愚痴ったところで意味はないのですが、今の時期となると、コンサル関連の仕事は精神的にキツく、インテリア関連の仕事は肉体的にキツい。「願わくば、我に七易八楽を与えたまえ〜」(笑)
中国上海で起業した個人事業主の13年目の挑戦は続く.......

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